2014年05月20日

女性の多い職場をまとめる3つのポイント

内勤女性が多い部署を束ねる管理職の悩みをたびたびお伺いしますが、どの組織でも悩みが共通しているのを実感します。例えばこんな感じです。

「影響力の強い女性が一人いて、しかもその人が良い影響ではなく、悪い影響に。周囲も顔色を伺いながら仕事をしている。」
「誰々さんと一緒に仕事したくない、と相談されても・・・。」
「課長は贔屓している、と言われてしまった」
「嫌いな人とは、徹底的に会話もしないし、目も合わせない。おかげで仕事が滞る。」
「表面では仲がよさそうだったので、一緒に仕事をさせたら『あの人、苦手なんです』と後から訴えられた」
「仲が悪いと思っていた女性同士が、あるときから突然仲良しに。どうなっているのか。」

また、転勤族の管理職は、まずは内勤の女性たちの中で誰がボスなのかを見極めようとするのですが、ここでやり取りをしくじると次の転勤があるまで針のむしろ状態に・・・。

「このような出来事、思い当たる」と感じる男性も多いのではないでしょうか。

まず、なぜこのようなことが起こるのかを考えてみたいと思います。昔から女性は相手に攻撃をするとき、精神的ダメージを与えていく傾向にある、と言われています。つまり、暴力に訴えるのではなく、わかりやすく言えば仲間外れにしていく傾向にあるのだそうです。おそらく、男性には表面的にはわかりづらいと思います。

女性たちにとって大事なことは「自分の居場所」です。それを守るためにこのようなことが起こるのです。私は小学校から女子校でしたが、男性からしてみればどうでもいいことと思われるような争いは、すべて自分の居場所確保のため、と言っても過言ではないかと思います。自分にとって居心地のいい状況を作りたい。「自分だからこそ」のポジションが大事なのかもしれません。

何度か過去に、キャリアカウンセリングでこんなご相談がありました。「職場のみんなとランチに行ったり、休みの日まで一緒に出掛けたりしたくないのに、もし断ったら二度と輪に入れてもらえないと思うと怖くて断れない。全然楽しくないし、気が休まらないのに。」男性からしたら、「そんなの無理して行かなくてもいいのに」と思うかもしれませんが、女性同士の人間関係ではとても大事なことなのです。

専業主婦の奥様が、近所づきあい、子どもの親同士の関係をご主人にこぼすことがあると思いますが、おそらく男性にとっては、「うまくやってくれよ」と思うようなことばかりでしょう。

では、女性の多い職場をまとめるにはどうしたらいいのか?というお話ですが、下記にまとめてみました。是非、ご参考にしてください。

(1)ボスらしき女性と信頼関係を築く

影響力のある女性ときちっと話をして、色々彼女に相談してみましょう。頼られるのは決して嫌なことではないですし、そういう人は頼られていると思うと責任感がありますから、対応してくれることも多いはず。また、本来影響力のある人ですから、「鶴の一声でまとまる」というリーダーシップスキルが発揮できるよう、まずは彼女が前向きな意識に変わるように関わってみましょう。

(2)味方をしない

色々上がってくる意見は、まずは聴いてあげることです。ただ、気を付けたいのが、どちらかの味方をしない、ということ。それをしてしまうと「贔屓している」など、矛先が管理職に向いてしまいます。まずは「そうか、そんなことがあるのか」と感想を入れずに気持ちを受け止めることに徹しましょう。

(3)ほおっておく

女性同士の関係は流動的で「仲良し、味方、敵」はその都度変わります。仲が良かった人同士も、風向きによって急に疎遠になったり、または仲が悪かった同士が何かのきっかけで急に仲良くなったり。これは私の感覚ですが、一緒にいる時間が長いからといって仲がいいわけではありません。男性からすれば、薄情に感じる部分はたくさんあります。本当は仕事なので、感情を持ち込むのはプロではありませんが、仕事へのバロメーターが好き嫌いになることもよくある話です。上司として、仕事の話を中心にすることに徹し、無理に仲良くならせようとせず、何も気づかない様子で関わっていくのも一つの手です。