2015年05月01日

夫婦・家族の在り方を考える

とある雑誌のコーナー連載に、珍しく夫婦で取り上げて頂くことがありました。ライターさんとカメラマンさんのお二人が地元にまで足を運んで下さり、私達家族が行きつけの馴染のお店でランチをしながらの取材。テーマは共働きの夫婦のそれぞれの在り方。質問はざっくりと、馴れ初めから始まり、夫婦関係の危機(喧嘩)のエピソード、お互いについて思う事、ズバリ結婚とは?と、このようなラインナップだったと記憶しています。

取材を受けてみて率直に感じたことは、例えば自分がどんな基準で人生を共にする相手を選んだのか?など、一つずつ思い出しながら言葉にしていくと、意外な気づきや再発見がたくさんありました。結婚してもうすぐ8年。私達夫婦も結婚以来常に順風満帆に歩んできた訳ではなく、考え方の違いから衝突(私から爆発することが多かったですが・・・。)も当然ありましたし、結婚ってやはり自分だけの人生ではなく、相手の人生をも背負うことになる重いものなのだと思う事もありました。しかしなんだかんだとそれを乗り越えてみれば、私の大雑把なところも仕事の自由度に対しても大らかに見守ってくれる、かけがえのないパートナーに出会っていたのだと思います。政治家の妻として時には行動を取らなければならないこともありますが、日常生活においてはお互いが自然体でいて、且つ、少しずつ年数を重ねる毎にお互いを思いやって、穏やかな気持ちでいられることができるそんな心地よいバランスが取れる時期なのだと感じます。子供ができてからはより一層そこに鮮やかな彩りが加わった感じがします。夫がこれほどまでに子煩悩だったとは!と驚きもその一つですが、お互いに対する理解が深くなれた気がします。夫が家族というものに対して何を大切にしたいと考えているのか?とか、仕事に対する信念とかこだわりとか、それを伺うことができる会話が自然と増えました。これからもきっと節目節目で色んなことがあると思いますが、私は私で、気負うことなく夫が一番頑張れる体制を整えていけたらいいなと思っています。私の結論。結婚はなかなかいいものだと思います。紆余曲折あってもそれを凌ぐ本当に色んな幸せの感情をもたらしてくれます。家族の存在があって頑張れていると断言できます。

この取材を通じて、自分の夫婦観、家族観を考える機会を頂きましたが、今社会全体でも夫婦や家族の在り方が見直されています。見直しの背景の筆頭として税制体系や保険料の問題が挙げられますが、これは戦後の平均的な、お父さんが働いて、お母さんが専業主婦で・・・というモデルで試算されており、今やこれに当てはまらないケースが明らかに多数を占めて来ています。夫婦や家族の在り方はかなり多様化、複雑化しました。それこそ共働き家庭が激増しましたし、夫婦の考えで子供を作らない、あるいは授かりたくても授からないというご家庭もあります。晩婚化が進みました。"お一人様"なんていう言葉も出てきました。離婚が当時ほどはばかられなくなったこともあり、一人で子育てというケースも少なくありません。また渋谷区では同性婚についての議論がありました。性同一性障害という問題を抱えている方が、きっと昔も今と変わらずいらっしゃっただろうと思いますが、当時はその概念もなければ、議論にすら登らなかったでしょう。今ようやく、社会がその多様性に対応した方向に動いて行こう、変化していこう、行政サービスを受けられるようにして行こうとした流れになってきましたが、着手が遅すぎた感も。少子高齢化は深刻です。これまでの国や地方自治体は、結婚や出産などについては個人の考えが尊重されるべきということで、プライベートに介入するような政策はタブー視されてきていましたが、ここまで深刻になればそうは言っていられない状況です。子育ての仕方や、仕事への関わり方、結婚について、社会がそれをサポートする上で、それぞれの家庭にそれぞれのニーズがあるのですから、「自分の場合だったら?」と疑問やイメージを持っておくことも必要なのだと思います。社会が変化していくこのときに、特にこれから家庭を持とうとされる方々にこの議論に参画して頂き、深い議論が交わされるべきだろうと私は感じます。

ある番組では、結婚に魅力を見出せない未婚のタレントさんが、既婚タレントさんに結婚の素晴らしさをプレゼンテーションされ考えの選択肢を広げてもらうという主旨の内容を時々観ます。これもテレビというツールを通じて、社会ができることの一つなのかもしれません。5月といえばGWもあります。これも一つ、夫婦や家族を考えるきっかけになるといいなという思いを込めて、こんな話題を取り上げてみた次第です。良い休日を!