2011年07月01日

AKB48総選挙に学ぶ

電力不足が不安な夏が到来します。テレビでも雑誌でも節電関連の話題が持ちきりで、グッズの紹介、家電の有効的な使い方、熱中症対策など様々な特集が組まれています。そんな中興味を引くのが、涼を感じる昔ながらの考え尽くされた"暮らしの知恵"。打ち水やグリーンカーテン、風鈴の音などクーラーがなかった昔の方々が考えて実践していた行動が今こうして受け継がれ情報として役に立っていることに、改めて感謝と敬意の念を持つばかりであります。この夏をなんとか乗り切るためにも"日本全国1億2千万人総エコ強化月間"に取り組む気持ちで実施しなくてはなりません。夏本番間近。勝負はこれからですね。

さて、今回話題にしたかったのは今や社会現象と言って過言ではない"AKB総選挙"について、であります。

まず、秋元康さんのプロデューサーとしての戦略には脱帽致しました。選挙という名の下に、凌ぎを削ってメンバーが徹底的に競うことによって、AKBメンバー個人の能力やタレント性がどんどん伸びていったのではないでしょうか。魅せ方一つとっても、例えばダンス中など、人の目に留まることを狙った上でのふとした一瞬の表情や、群舞でありながらも"らしさ"を出す表現は、以前より格段に洗練されている印象を受けます。そうなるためにも相当量地道な基本の練習を積んだでしょうし、また自分を客観的に見ることができていないと自分らしさの味付けって出てこないですし、まさに努力、努力だったのではないかと思います。

また発言一つとっても、例えばテレビに出演する際の瞬発力のある言葉のチョイスや、握手会のほんのわずかな時間で上手く心理をついた一言を発し、ファンになってもらえるような工夫をこらしたり、本当に頭を使って仕事に取り組んでいることが伺えます。これを十代~二十代前半で身につける訳です。すごいことだと思います。

結果、それがAKB全体の底上げを図ることになり、さらに人気を博すことに。それによって停滞している日本経済をも動かしていきます。グッズが売れる、CDが売れる。人がAKBを追っかけて移動する。選挙をすることで一挙にあらゆることが好転する仕掛けになっていることに感心せざるを得ません。ビジネスにも、取り入れられる要素満載ですよね。

『神7』と呼ばれる過去二回の総選挙で顔ぶれが変わらなかった不動のトップ7(7人の中では順位の変動あり)の牙城を、今回崩した上になんといきなり3位に入った柏木由紀ちゃん。露出の多さよりもファンとの直接対話を重視し、握手会のときにはファンならずとも嬉しくなってしまう一言を大きな瞳でじっと見つめながら言う訳です。「あっ!?(何かに気づいたように)この間、○○のイベントにも来て下さっていましたよね。覚えてます~っ!!」あるいは「今日、○○辺りの席に座っていらっしゃいませんでした?」と。凄い記憶力です。これは資質です。覚えてくれているってやっぱり嬉しくなりますし、贔屓したくなるのが人情ってものだと思います。

政治家の世界でもよく言われるのが、大物になっていかれる方というのは、不特定多数の人と会っているのにも関わらず一度会っただけで顔と名前が一致して、二度目に会うときには名前でちゃんとその人を呼ぶことができ、それに人は感動して強力な支持者になると。この二つは同じ事例だと思います。勉強になります。

日本が元気をつけなければならないこの時、AKBはなんとたくましく目に映ることか。正直のところ総選挙の1回目、2回目とも、私はほとんど興味を持って見たことがありませんでしたが、今回は特にこんなご時世だったからか事情を知ってよくよく見てみれば学ぶことしきりの内容でした。

人とのコミュニケーションの取り方、自分の見せ方、それに伴う努力、私もこれは生かさねば!と思います。