多くかれ少なかれ、どんな人でも勝負時にはプレッシャーを感じることがあるのではないでしょうか。プロ野球選手の中でも、普段の練習ではガンガン打つのに、試合ではからっしきという選手がいました。もちろん、技術の問題もありますが、試合の中で結果を求められるあまり、力を出せないケースは少なくありません。
イチロー選手もプレッシャーを感じていないように見えて、毎年期待され続ける苦しさはあるはずです。しかし、彼はその中で結果を残し続けていく。プレッシャーに負けない支えになっているのは、まず、「自分はこれだけのことをやってきたんだ」という自信でしょう。その上でイチロー選手は試練を楽しむ思考を持っています。
例えば、苦手とされるピッチャーと対しても「またやられるかもしれない…」ではなく、「去年は苦しめられたけど、今年はどう打ってやろうか」という考え方で勝負できる。目の前のハードルが高くなればなるほど、燃えるタイプなのです。
そんなイチロー選手の中には、「ここを超えれば新しい自分に出会える、一段と成長できる」という明確なイメージが出来上がっているのでしょう。だから試練が訪れた時や、プレッシャーを感じる場面でも、前向きに挑んでいけるのです。
「さあ、こいプレッシャー」―――。こういう気持ちになるには、いざという時に心を支えてくれる練習の積み重ねと、試練を克服し成長できたという成功体験を味わうことが大切です。そのためにも、まずはプレッシャーから逃げずに挑戦していきましょう。
奥村幸治おくむらこうじ
ベースボールスピリッツ代表
イチロー選手が210安打を達成した時に、イチロー選手の専属打撃投手を務めていたことから“イチローの恋人”としてマスコミに紹介され、以来コメントを依頼されてのテレビ出演多数 。 1999年に中学硬式野…
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