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2017年02月15日

働くとは傍を楽にさせること

私は新宿にある大正時代の末期に創業された料亭で育ちました。
私の祖母が初代の女将でしたが、この祖母から今の私の基盤となる色々な心構えを学びました。
その中でも祖母が良く言っていた言葉が「働くとは傍を楽にさせること」でした。
傍とは自分の周りにいる人々のことです。家族はもちろんのことお客様や一緒に働いている上司や部下同僚、お取引様そんな自分と関わっている人が楽しく幸せになっている時に初めてちゃんと働いていると言えるんだと教えてもらいました。

「自分が幸せになりたいのならまず、周りの人達を幸せにすること。幸せな人達に囲まれている自分はきっと幸せになるよ。それには、流汗悟道が大切だ。汗をかきながら幸せの道を悟っていくのだよ」
この祖母の教えは後の自分を大きく支えてくれました。

どのような分野においても。どれだけ素晴らしい教えを頭で理解していたところで、それを真の意味で身に付けるためには、汗を流す必要があります。
軸を持ち、根を生やすためには、自らが率先して動き、額に汗しながら働くことです。
そうやって、自らを成長させる為の栄養を得るのです。
また、それは軸を持つことができてもからも同じことです。軸を揺るがないものにする為には、汗をかき続けなくてはいけないのです。この汗水の量が多ければ多いほど、努力という肥やしが多ければ多いほどしっかりとした根っこが生え、大木が育ちやがては幸せという大輪の花が咲くのではないでしょうか。

上田比呂志

上田比呂志

上田比呂志うえだひろし

大人の寺子屋 縁かいな代表

大正時代創業の老舗料亭に生まれる。幼い頃より家業を手伝い、"おもてなし"という、日本文化のDNAを受け継いで育つ。1982年に大手デパート・三越に入社。同社の社内研修制度によりフロリダで開催されたウォ…

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