前回は出産後の育児とひとづきあいについてでしたが、
仕事をしている女性にとって、どのタイミングで職場に戻るといいのでしょうか?
ひとことで言うと「自分がもどりたいと思った時」です。
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■ケース1
たとえば、バリバリ仕事をしていた人でも子どもを産んだ瞬間に「母」となり、想像以上の母性を発揮します。すると、産休明けすぐに仕事にもどろうと思っていても、「もっと子どもと一緒にいたい」と思ったりすることがあります。そういう時に限って・・・・・・・会社関係の人から「早くもどってきて」とか「手が足りなくて困っている」などという情報を聞き、自分の意志に反して仕事にもどらなければならなかったりします。
■ケース2
一方では、子どもを産んだし、子どもは可愛いけど、保育園もすぐにみつかったので、仕事にもどることを決心。両立にも自信がもてるし。そういう時に限って・・・・・・・姑やママ仲間や夫から、「子育てを他人にまかせて」とか「まだ2ヶ月なんて小さいのにお母さんとはなれるなんてかわいそう」と言われて、ゆらいでしまい、仕事をあきらめなくてはならなかったりします。
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2つのパターンの共通項は他人の意見に左右されて自分の本当の気持ちに反した行動をとってしまったということです。
子育てで一番、重要なのは母親の精神状態。
簡単な言葉で表現すると「ママがハッピー」な状態が一番。
人に言われた言葉で左右されて選んだ結果がハッピーと思えるなら
それでOKですが、そうでない場合には、かなりのストレス。
しかも、他人の言葉で決めたから「責任転嫁」さえしてしまいます。
子育て中は、本当にコミュニケーションとしていろいろな人に新たに出会います。
仕事以外の、姑やママ仲間という人たちは全く違う状況におかれていた人たちです。自分と違う意見を言ってくる人が以前より多く感じられるでしょう!
そんな時に、誰からもよく思われなくては・・・・・。
と無理をして八方美人をしていると、ストレスがたまり本当に疲れてしまいます。
コミュニケーションは相手に合わせて無理することではありません。
自分が本音で話しをすることです。
自分が正直に、本当の気持ちを打ち明けることで、相手との話し合いができます。
前述の2例のケースでも、自分の本当の気持ちと反している相手に対して、
正直に話してみることが大事です。それがまずはスムーズに仕事復帰する方法です。
その場合、相手が本当は快く思っていない人だったとしても、
まずは自分が相手のいいところを探して、嫌な気持ちで接しないことが大切です。
人付き合いで、自分が嫌いなタイプは相手も嫌いな場合が多いです。
そういうオーラが自分からだしてしまっている可能性が高いからです。
そこで、人づきあいの基本中の基本!
★嫌いな人をなくして、こちらから好意的に接することを心がけましょう!
末木佐知すえきさち
こどもみらい塾 代表
学習院女子短大卒業後、三菱商事に入社。在職中に人脈を広げ、退社後に一流企業OL500人以上をとりまとめ「丸の内OL研究所」を設立。女性のネットワークを構築する。自らも結婚・離婚・起業・高齢出産、未婚マ…