子育てがすでに終わった人たちからこういう話をよく聞きます。「子どもの成長は
あっという間だった。もっと楽しめばよかった」「忙しい忙しいと仕事に追われ、気
づいたら子どもは大人になっていた」
私は、子どもが本当に子どもらしい子どもでいるのはだいたい4年生くらいまでで
はないかと思います。年で言えば10才です。
その後は思春期前期に入ります。大人を見る目が厳しくなる反抗期がやってきま
す。特に女子ははやいです。
その頃から、子どもの方が大人を相手にしてくれなくなります。
ですから、それまでに親子の絆をしっかり作っておくことが大事です。子どもが相
手をしてくれるうちに、です。
子どもの気持ちを受け入れていなかったり、感情的に叱ったりすることが多いとそ
れはできません。
みなさんは、仕事に追われてばかりで、子どもとの触れ合いやコミュニケーション
がおろそかになっていませんか?
また、仕事や人間関係のストレスを子どもにぶつけてはいませんか?
そういうことをしていると、親子の心の絆を深めることはできません。そして、そ
のツケはいずれ自分に回ってきます。そうなってから慌てても遅いのです。
子どもが「本当に子どもらしい子ども」である時間は本当に短いのです。その時間
を大切にしてください。
もっともっと親子の楽しい時間を増やしてください。心温まる時間を大切にしてく
ださい。
叱るのはもうやめて、大いに子どもをほめてあげてください。子どもをかわいがっ
てあげてください。
それは、二度と戻ってこない黄金の時間であり、人生の至福のひとときなのです。
親野智可等おやのちから
教育評論家
本名、杉山桂一。長年の教師経験をもとに、子育て、しつけ、親子関係、勉強法、 学力向上、家庭教育について具体的に提案。 Twitter、YouTube「親力チャンネル」、Blog「親力講座」、メール…
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