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2016年10月03日

スペインで感じたこと

海外からの観光客の数。

1位 フランス 約8500万人
2位 アメリカ合衆国 約7500万人
3位 スペイン 約6500万人

そして、観光収入で見ると、

1位 アメリカ合衆国
2位 中国
3位 スペイン

しかもスペインは、日本と同じくらいの大きさ。人口も約4645万人くらい。地域それぞれの食べ物があって、文化がある。ということで

「これからの日本は、スペインを目指すべき」

という話がインバウンドの関係者の中ではよく出てくる。

 ということで、とにかく、自分の目で見るために仲間とスペインに行ってきました。何を隠そう、わたしは、初スペイン。ということで、HISのスペイン支社を立ち上げ、スペインに8年間住んでいた友人にツアーを組んでもらった。

 バルセロナとマドリッドを中心に郊外も訪れました。国の人口よりも観光客の数のほうが多いだけあって、どこを見ても観光客と思える人ばかり。ホテルや観光地や列車の中で、どこから来たか尋ねてみたら、ロサンゼルス、テキサス、ポーランド、台湾と実に様々。世界中から観光客がスペインに来ていることがわたしにも分かった。

 別におもてなしなんて無い。自動販売機にお金を入れたのに出てこない。駅員さんに言っても、知らないふり。ガイドさんにその話をしたところ、

「スペインでは、よくあること」

の一言で終わり。ツアーのバスも遅れてくる。これも、

「スペインですから」

の一言。そして、わたしの友人は携帯電話をすられた。これも、

「スペインですから。パスポートや財布でなくて良かったですね」

で、終わり。よくあることで、モロッコあたりに売り飛ばされるらしい。ちなみに、その携帯電話、後から分かったけれど100万円使われていました。すぐに止めたので免除はされましたが、ブロックも解除されていたみたい。失業率も約20%。なのに、こんなにたくさんの人がスペインに行く。

 世界遺産の数が44カ所で世界第3位だからだろうか。ピカソやダリやガウディなどの芸術家の作品があるからだろうか。バル巡りなど食べ物に惹かれるからだろうか。おそらく、どれもあてはまる。そして、誰もが一度は訪れたいサクラダファミリアがある。つまり、世界中どこを探してもないものがある。だから人は行きたいと思う。

 そして、日本にもそこにしか無いものがいっぱいある。それらを知ってもらうだけで、いくらでも人は来てくれるんだということが分かった。おもてなしが無くても、スリがいても、人が来る。

 観光が重要な産業。だから、勝手に一般人がガイドをできない。説明が聞きたければ必ず現地のガイドを雇う必要がある。わたしが、勝手に「地球の歩きかた」を読んで、仲間に説明していたら怒られた。

「声を出していいのは、公式ガイドだけ」

と。警察を呼ぶこともできるらしい。

 そして、いちばん感じたのは、「街並み」を残すことの大切さ。

「この街並みを見たかった」

というものがあることがどれだけ大切かということを思い知った。やはり、中世の街並みを見たい。写真で見たような景色を見たい。その街並みを見たくて、人は、片道2時間かけてバルセロナからジローナに、マドリッドからトレドに動く。ということは、日本の地域にもまだまだチャンスがある。

大谷由里子

大谷由里子

大谷由里子おおたにゆりこ

(有)志縁塾 代表取締役

故横山やすしさんのマネージャーを務め、宮川大助・花子、若井こずえ・みどりなどを売りだし、一時は“伝説のマネージャー”として騒がれた大谷由里子氏。その後もベンチャー企業の社長やフリーのプロデューサーとし…

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