2012年10月01日

時刻表

 22歳の時から日本全国で仕事していたわたしは、
時刻表を読めなければならなかった。
元々、旅好きで大学生の時から鉄道オタクだったわたしは、
ありがたいことに時刻表大好き。

時刻表を見ているだけで、
「この沿線の景色って、どうなんだろう」
「この経路、使えるかも」と、ワクワクしてくる。

 でも、最近は、パソコンや携帯電話の検索ページに
駅の名前を入れるだけで、あっというまに時刻表が出てくる。
我が社のスタッフもそれらを使っているし、わたしも使っている。

そして、簡単に答えを出す。
「この日、帰ってこられないですね」
「泊まりですね」

鉄道オタクのわたしは、
「隣の県までレンタカーで動いたら、飛行機あるよ」
「夜行バスなら大丈夫だよ」
などと、火曜サスペンス並みの動きをアドバイスする。

時刻表には、臨時の列車を見つける楽しみもあれば、
行きすぎてから戻るなんていう方法を考えるおもしろさもある。
 
 今日も時刻表を見ようとすると、わが社のスタッフが、
「そんなのYAHOOで調べられますよ」の一言。

わたしは、答えた。
「その駅がどこにあるかを知った上で考えたいんだよね」
その言葉を言いながら、ふと「仕事も一緒」だと思った。

「これしかない」
「このやり方しかない」
と、勝手に思っていることってないだろうか。

 駅や地域と一緒で、そこに行く気になったら行き方なんて何通りもある。
レンタカー、船、鉄道、飛行機、夜行バス、交通手段だけでもいくつもある。

大切なのは、
「どうやったら、いついつまでにそこに行けるか」 
「どうすれば、この時間までに帰ってくることができるか」
目標を明確にすること。

「すぐに答えが出てくるからといって、パソコンだけを信じてたらダメだよ」
「自分の足や体で感じることが大切だよ」
 そんなことを時刻表を見ながら、伝えたいと思った。