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2005年02月01日

やりたいことを考える

コーチングを勉強していると、「やらなければならないこと」からスケジュールを埋めることを辞めるようにアドバイスされる。そして、「やりたいこと」でスケジュールを埋めるようにアドバイスされる。

理由は、簡単である。人は、「やらなければならないこと」に追われると楽しくなるなる。逆に「やりたい」ことからスケジュールを埋めるとメリハリがついて、モチベーションが上がる。

せっかくの新春、ここで、「2005年は、何をやりたいか」をじっくり考えてみるといい。だけど、研修などをやっていると、「やりたいことが出て来ない」なんと言う人も結構多い。ひどい人になると、開き直って、「別に今さらやりたいことなんて無いわ」と言う人までいる。

本人はともかく、こんな人が傍にいるだけで、周囲までモチベーションが落ちたりする。上司に夢が無いのに部下に「夢を持て」と言っても何の説得力もない。まして、子育てになると、親が夢を語っていないのに、子供に「夢を語れ」と言っても無駄である。だからこそ、こんな人たちを何とかするのがわたしたちの仕事である。

「夢なんてない」と言う人に「とにかく、やりたいことを考えて」なんて言っても仕方ない。わたしが、まずやるのは、「中学生の時は、どんなことをやりたかった?」「高校生の時は?」と過去に遡ってもらう。すると、「そういえば、俺、こんなことをやりたかったんだよなあ」なんて、言葉が出てくる。もちろん、その中には、これからでも何とかなるもの、何ともならないものがある。だけど、そこから考え始めるといろんな考えが出てくる。

例えば、「俺、高校生の時、プロ野球の選手になりたかったんだよな」なんて話。もちろん、50歳になって、今からプロ野球の選手を目指すなんて無理である。だけど、「その時の気持ちに戻ったら、今から何かしたいことが出てきませんか?」とやると、「そうだな。プロ野球の選手にはなれないけど、東京ドームで、プロ野球の試合を見たくなったなあ」なんて、言葉が出てきたりする。「じゃあ、もと、東京ドームに行くとしたら、誰と行きたいですか?」なんて聞くと、「一緒に高校時代にプレーした仲間と行きたいなあ」なんて言葉が引き出せたりする。

こうなると、学生時代の友人と東京ドームに行くツアーを企画する提案をすればいい。いつのまにか、当人もわくわく楽しんで企画し始めたりする。こうして、やりたいことを見つけてもらう。

「やりたいことからスケジュールを埋める」簡単なことだけど、結構難しい。日々に流されていると、つい、できない理由を言うほうに力を費やすようになったりする。「そんなことを言うけど、会社を休めないし…」とか、「嫁が許してくれない」とか。

出来ない理由を言うほうが簡単である。だけど、やりたいことからスケジュールを埋めて、そのために努力して、ワクワクする日々を取り戻すことがとても大切。

大谷由里子

大谷由里子

大谷由里子おおたにゆりこ

(有)志縁塾 代表取締役

故横山やすしさんのマネージャーを務め、宮川大助・花子、若井こずえ・みどりなどを売りだし、一時は“伝説のマネージャー”として騒がれた大谷由里子氏。その後もベンチャー企業の社長やフリーのプロデューサーとし…

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