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2009年11月13日

ストレスのたまらない話し方

今回は「ストレスのたまらない話し方」についてお話しします。

私たちは人と会話をするときに「言葉」を使います。でも、あまり「言葉」に頼りすぎると、うまくコミュニケーションがとれない場合があります。

アメリカの心理学者アルバート・メラビアンによると、人が会話をするときに相手方に与える印象の度合(比率)は「言葉・話の内容」が7%、「声の調子・話し方」が38%、「表情・しぐさ」が55%の割合だそうです。これは「メラビアンの法則」と呼ばれています。つまり、人と会話をするときは「言葉」よりも声や話し方、顔の表情、体の動きなどのほうが重要だということです。今回は、この中の「声の調子・話し方」を取り上げてみます。

日本語の発音は、基本的には「k,s,t」などの子音と「a,i,u」などの母音を組み合わせて発声します。たとえば「報告」という言葉は「houkoku」となります。ここで重要なことは、この言葉は子音に重点を置いて発声するか、母音に重点を置いて発声するかによって大きく2種類の発音になるということです。子音に重点を置いて「HouKoKu」と発声する場合と母に重点を置いて「hOUkOkU」と発声する場合です。子音に重点を置いて発声すると相手にはっきり聞こえ、ハキハキとした印象を相手に与えます。母音に重点を置いて発声するとあまりキッチリと相手に伝わっていない印象になりますが、言葉がやわらかく感じます。

こうやって考えていくと「話し方」も2種類になります。

「報告書を出してください」という場合、「HouKoKuSHoWoDaSHiTeKuDaSai」と子音をはっきり発声する場合と、「hOUkOkUshOwOdAshItEkUdAsAI」と母音を中心に発声する場合です。子音をはっきり発声する場合は相手への指揮・命令や大事な伝達事項など、言葉ではっきりと伝えなければならない場合に適しています。一方、表情やしぐさを加えて感情を交えながら話す場合や家族や恋人に話しかける場合は以心伝心で相手に伝わるので母音を中心に発声する伝え方が適しています。

この2つの話し方をうまく使い分けて人と会話をすることができれば相手とのコミュニケーションがうまくいくのですが、会話で言葉に頼りすぎる人はどうしても子音重点の話し方ばかりしてしまうのです。

もうここまでお話すれば結論はわかったと思いますが、子音に重点を置いた話し方ばかりしていると、人はストレスがたまってきます。逆に、母音に重点を置いた話し方はストレスのたまらない話し方なのです。上司との仕事のやりとりやお客様との仕事上の会話などオフィシャルなときは仕方がないですが、オフのときや友達や家族との会話ではぜひ母音に重点を置いた話し方を試してみてください。人に物を頼むときも「お願いします!(oNeGaiSHiMaSu)」ばかりではなく、時にはやさしく「お願~い(OnEgAI)」と母音に重点を置いて伝えてみましょう。きっと相手も理解してくれると思います。なぜなら、母音に重点を置いた話し方はストレスのたまらない話し方であると同時に、相手にストレスを与えない話し方でもあるのです。

次回は「1/fゆらぎ」について話をしたいと思います。

キティこうぞう

キティこうぞう

キティこうぞうきてぃこうぞう

職場のメンタルケアコーチ

1964年、名古屋生まれ。名古屋大学経済学部経営学科にて、「産業組織心理学」、「マーケティング心理学」を専攻。1987年に卒業後、株式会社名鉄百貨店入社。子供服売場、法人外商を担当し、顧客心理学を実践…

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