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2009年01月15日

心の筋トレ

今回のコラムで10回目となりました。

これまで「メンタルタフネス=心を強くする」ための様々な「やり方」をご紹介してきましたが、皆さんは実際に何かをやっていますか?なかなかいい質問だと思います(笑)。

メンタルタフネスはメンタルヘルスと違い、「予防」ではありません。ストレスの発散や解消ではなく、ストレスに耐える力を養うために”鍛えること”です。 “心の筋トレ”だとイメージしてください。筋トレは今まであまり使っていなかった筋肉に負荷をかけていくことで、その部分が強化されていきますが、心が強くなるプロセスも全く同じです。ですから、ストレス状態を突破するのに、少しずつ負荷がかかります。ここでいう「負荷」とは「勇気」や「緊張感」だと捉えてください。

今まで言ってこなかったことを伝えたり、自分に認めたくない感情があることを受け入れることは当然、無感覚ではいられません。筋トレの時に、負荷をかけて筋肉がピクピクするように、心もドキドキしたり、そわそわしたりする、といわけですね。実際にやってみるとうまくいかなくて、心が筋肉痛になることもあるでしょう。

「そんなことだったら、強くなんかならなくていい」と思う方もいるでしょうね。それもひとつの選択です。無理して強くならなくていいし、強くなりたい人がなればいいのです。私自身、体の筋トレは大嫌いなので気持はお察しできます(笑)。しかし、強くなる必要があるのであれば、今までと違う「やり方」を選択するべきだと思います。メジャーリーガーの松坂大輔さんがスランプに陥り絶不調だった時のテレビインタビューで、「何かを変える必要があるのであれば、僕は変わらなければいけない」というようなことを言っていたのを思い出します。今までのやり方に拘っているだけでは、解決や改善には向かえないことを知っているでしょうね。

また、先日テレビ番組で島田洋七さんが「最近の人たちは、ストレスに弱くなったと言うが、ストレスに弱くなったんじゃない、我慢ができなくなっただけだ」というようなことを言っていました。一理あると思いました。私は我慢することが心を強くすることだとは思っていません。確かに粘りがなく、癇癪を起こし、我慢が出来きずにいることでストレスを引き起こしている人もたくさん見てきました。その逆に、我慢しすぎて苦しんでいる人もたくさん見てきました。むしろ言いたいのは、我慢しなくても済むような、その「やり方」を身につけてほしいと思っているのです。

身につけるまでには時間がかかります。これも筋トレと同じ。やっているのに効果が出ないときはつまらなく感じるかも知れませんね。やり出したことを途中でやめる人の原因のひとつは、効果がない、反応がない、など、自分が期待していることが起きない状態に対するあきらめの早さです。しかし、このときこそが最も重要な「踏ん張りどころ」なのです。島田洋七さんの例で言うなら、我慢できないのではなく、踏ん張れない人が増えたのかも知れません。続けていれば必ず効果が出てきます。何度も言いますが筋トレと同じなのです。効果が出てくると楽しくなってきます。そう、自分を鍛えるプロセスは楽しいめるものなのです。そしてきっと、ある日、過去にあったストレス状態が平気になっていることに気づく日が来ます。自分が強くなったと実感する瞬間ですね。

2009年、新しい年が始まりました。皆さんは何から始めますか?ちなみに、私は「Wii」を購入し、体を鍛え出しました。大嫌いなことですが、どうやら私は変わる必要があるようです。お気に入りの服が着られなくなったので(笑)。皆さんにとって、心を強くするその一歩を踏み出し、今まで苦しんでいたことが鼻で笑い飛ばせる元気な年となりますよう願っています。

岩井結美子

岩井結美子

岩井結美子いわいゆみこ

株式会社コンシャスインターナショナル代表取締役

営業、人材教育、コンサルティングとさまざまな現場での活躍から心療内科の心理カウンセラーへ転進。カウンセリングの現場で女性患者へメイクを施したことで、心理的な問題の解決につながったことをきっかけに、メイ…

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