2018年07月05日

いいことばっか あるわけないよ?

みなさま、ごきげんいかがですか。心臓止めて 頭を開けた 元歌手の社会保険労務士、黒田英雄です。

全6回に渡って「じぶん年金」(確定拠出年金)について解説していきます。今回はその第5回目です。

前回は、3つある節税メリットのみっつ目「受け取るときの節税」について解説しました。貯めたお金を年金として受け取っても、一時金として受け取っても、かなりの額までは税金がかからないようになっているということでした。

じぶん年金にひそむデメリット

第2回~第4回で、3つの節税メリットについて触れました。これだけ見ると、まるでいいことだらけのようで、かえってあやしいから手を出したくない…という方もいらっしゃるかもしれません。

そこで今回は、じぶん年金にひそむデメリットについて、隠さずに解説したいと思います。例えるなら、オレのダメなとこもさらけだすから「ごと」愛してくれよ…といったところでしょうか。

60歳になるまで受け取れない

第2回の「預けるときの節税」でも少し触れましたが、銀行に預けるのとは違って、原則60歳になるまで自由に引き出すことができません。じぶん年金の目的は、あくまでも高齢期の自分に向けてお金を貯めることだからです。

「国民年金や厚生年金などの国の年金では、もうみんなの老後は面倒見きれないんだ…だからさ、税金を優遇してあげるから自分で貯めといて!」

と、国が言ったとか言わないとか。

もちろん、保険料を払っている以上は、国の年金がまったく出ないなんてことはありません。

国の年金が支給されるまでのつなぎとして、そして支給されてからの不足分を補うためとしてというのが、じぶん年金の立ち位置です。

お金が減ってしまうこともある

えっ?まじで!?

と思った方もいらっしゃるでしょう。

第3回の「貯めるときの節税」でも少し触れましたが、じぶん年金では預けたお金を運用することになっています。その中で、元本保証の定期預金などを選ぶこともできるということでした。

逆に言うと元本保証でない商品を選ぶこともできるので、その場合はお金が減ってしまうこともありえます。ただ、元本保証の商品よりはお金を大きく増やせる可能性もあるので、預ける方それぞれのお考えしだい…ということになります。

元本保証でも気をつけたいのは、60歳になるまでの長い年月の間には、物価が上がってお金の価値が変わっているかもしれないことです。

例えば、私が子供のころは自販機の缶コーヒーが100円で買えました。でも今は、130円ないと買えません(たまに格安の自販機はありますが…)。100円を100円のままにしておくと、そんなことも起こりうるというのは覚えておきたいところです。

手数料がかかる

銀行で口座を作るときには、最初にいくらか預けなければならないとは言え、費用などはかかりませんよね。でもじぶん年金の場合は、口座を作るときだけでなく、預けている間もずっと手数料がかかります。

それに納得がいくかどうかは置いといて…

節税できる金額が大きい方であれば、差し引きでペイできてしまうくらいの金額ではあります。

豚の貯金箱

次回は!「じぶん年金をはじめるには?」

じぶん年金にひそむデメリットについて、解説いたしました。

どうでしょうか、みなさまはじぶん年金を愛せそうでしょうか?…愛しはしないけど、なんか興味は出てきたわねという方がいらっしゃれば、とてもうれしいです。

いよいよ、次回が最終回です。じぶん年金をはじめるにはどうしたらいいのか、解説していきます。

どうぞお楽しみに!