2018年03月05日

そもそも「じぶん年金」ってなんなの?

みなさま、はじめまして。心臓止めて 頭を開けた 元歌手の社会保険労務士、黒田英雄です。

これから全6回に渡って「じぶん年金」について解説していきます。

と言っても「じぶん年金」は正式な名称ではなく、イメージしやすいようにここではそう呼ぶことにしています。本名は「確定拠出年金」といいます。

ガラガラガラ…。

この段階で、自分には関係なーいとシャッターを下ろしてしまう方がたくさんいらっしゃると思います。そもそも字面(ジヅラ)がよくないですよね。「確」とか「拠」とか、なんかお堅い感じがひしひしと伝わってくるような気がします。

「じぶん年金」を知らないと損をする?

しかし、実際にはじぶん年金を知らないと損をすることがあります。セミナーでもよくお話ししていますが、知っててやらないという選択は個人の自由ですので結構なのですが、知らないからやっていないというのはとてももったいないことです。

そこで、じぶん年金の中でも特に大きなメリットである「3つの節税」にスポットを当て、まずはみなさまに興味を持っていただけるところまでご案内できればと思っております。細かい難しいところまではここでは踏み込みませんので、どうぞ気楽にお読みください。

なぜ「じぶん年金」が必要なの?

そもそも、なぜじぶん年金が必要なのでしょう?年金といえば、国でやっている「国民年金」「厚生年金」があります。それで充分なんじゃないの?という質問を受けることもあります。そこで、まずは国の年金とじぶん年金の仕組みの違いをご説明いたします。

国の年金の仕組み

国の年金は、保険料という形で対象者からほぼ強制的にお金を集めます。例えばお勤めをされている方は、お給料明細を見ると厚生年金でけっこうな額が天引きされていますよね?こうして今の現役世代から集められたお金は何に使われるかというと、基本的には今の高齢者に年金として配られます。

みなさんご存知の通り、日本は少子高齢化がとんでもなく進んでいます。現段階でだいたい4人に1人が65歳以上なのですが、今後はもっともっと高齢者の比率が上がっていきます。その時その時の現役世代が、その時その時の高齢者にお金を回しているという年金制度では、この先どうなっていくでしょうか?

集まる保険料は少なくなる、でも年金をもらう人は増えていく。対策としては、保険料を上げて年金を下げればバランスが取れそうですが、実は保険料はもう上がらないことになっています。

…てことは?

年金が減り、もらうことができる年齢が先延ばしになるのは、ほぼ確実です。70歳にならないと年金がもらえなくなるかも、なんて話を耳にしたことはありませんか?

これで、国の年金で充分なのでは?という質問に答えが出ましたね。ただし、高齢者以外にも障がいを持っている方や配偶者が亡くなった方に支給される年金もありますので、国民みんなで助け合うという意味では、とても大事な制度です。

「じぶん年金」の仕組み

一方のじぶん年金ですが、自分で決めた金額を自分の高齢期のために残せるというものです。自分専用の口座を作ってそこにお金を貯めていきますので、間違いなく自分が受け取ることができます。イメージとしては、原則60歳になったら鍵が開く貯金箱を準備して、今のうちから少しずつお金を入れておきましょうねーという感じです。

だったら、銀行に預けておけばいいんじゃない…?たんす預金でもいいし…。そのわけの分かんない「確」だか「拠」だかに預けるほうが、なんか不安だわ…。そんな声が多く聞こえてきそうです。確かに、ただ貯めるだけであれば他にも方法はたくさんありますよね。

次回は!「預けるときの節税」

そこで次回は、じぶん年金を活用することでどれくらいメリットがあるのか、3つの節税のひとつ目「預けるときの節税」について解説したいと思います。

どうぞお楽しみに!