2009年05月01日

後世に伝える

「講師になりたい人」が増えている。
私が主宰している講師育成の講座では、
「講師になりたい」という人が後をたたない。
また、世の中でも「講師になるためのセミナー」が増えている。

定年になった人の中には、「後輩にマインドを伝えたい」という人もいるし、
経営者の中には、「次の世代に社長を譲ったので、
今まで自分がやってきたことを伝えたい」という人もいる。
また、現役の人でも、「よく講師を頼まれるし、
話すと喜んでもらえるので...」と言う人もいる。

また、スキルやノウハウを学んで、
「講師を職業にしたい」と言う人も増えてきた。
なりたい職業が「セミナー講師」という20代も出てきた。

「どうしたら講師になれるんですか?」
「どうしたら講師として売れるんですか?」
という問い合わせも多い。
「どうしたらぺルソンに登録してもらえるんですか?」
という質問もある。(笑)

講師育成講座では、わたしの中にある技術(スキル)やノウハウ、
人前で話すことの「志(マインド)」を、後に続く講師メンバーに伝えている。
出し惜しみせずに、何でもぶっちゃけて教えている。

よく、「それって、自分で自分の首を絞めることになりませんか?」
「こんなに、オープンにしていいんですか?」
と、聞かれる。

わたしは、講師を志す一人一人が、
この業界を盛り上げてくれることを願っている。
誰一人として、講師に「当たり」「外れ」があると思われたくない。
本気で講師になりたい人がいるなら、いくらでも手を貸すし、
講師としてのマインドを伝えるつもりでいる。

何よりわたしは、講師をしたくて講師を始めたわけじゃない。
「吉本で培ったことを話してください」
「大谷さんの人脈の作り方を話してください」
「地域活性の事例を話してください」
頼まれごとは、試されごと。来るもの拒まずで引き受けているうちに、
勝手に講師の仕事が増えただけ。

でも、引き受けた以上、
「今までの講師の中で一番良かった」
「いっぱい気づきがありました」
「元気になりました」
「大谷さんに出会えてよかった・・」
そう言われたくて、いろいろとプレゼンテーションの仕方や、
伝え方を研究してきた。
どうすれば、興味を持って聞いてもらえるか目の前のことを夢中でやってきた。

そして気がついたら、山ほどのノウハウになっていた...。

このノウハウは、志の有る後世の人に伝えたい。
次の世代のメンバーがステキな講師になって、
元気な人をいっぱい作ってくれて、世の中が楽しくなったらとっても嬉しい。
何よりも、次の世代が頑張ってくれたら、刺激になる。
「わたしも、もっと、もっと自分を磨こう」
と、思える。

そのうち、担当者も若返る。今、指名してくださる人たちがいつまでも仕事を
くれるとは限らない。次世代の担当者に頭を下げられるか、次世代の担当者に
気に入ってもらえるか...も、これからの課題だ。どうせ世代交代するなら、いい
形で「講師の心」を後世に伝えておきたい。