●主催 :大手繊維メーカー様
●聴講対象者 :主催者職員(課長職以上) 約120名
●実施日:2014年8月8日(金)
●依頼背景
年に一度の創業日に合わせた特別講演の中で、全社の取り組みで行われている事業のグローバル化について、課長職以上の方々の刺激になるお話を頂ければとのご要望を頂戴しました。 そこで今回は、Revlon Japan、Johnson and Johnson、Spalding Japaなど、数々の外資系企業でトップマネージメントをされてきた浅間隆氏を招聘いたしました。
●講演テーマ
「Change before it’s too late!
~真のグローバル化の時代に、本当にサバイブできるか?~」
●講演内容と担当営業の感想
Johnson and Johnson では赤字寸前の状況から、利益率を回復安定させ、Revlon Japanでは30年間にわたる赤字経営を、2年間で超V字回復を達成、黒字体制へ転換させるなど外資系企業でのトップマネージメントを成功させてきた浅見さん。グロバールビジネスの成功の秘訣はどこにあるのでしょうか。
今回のテーマである「Change before it’s too late」は「遅くなりすぎる前に変革せよ」という意味です。
これまで安定的でゆっくりな成長を続けてきた日本経済は、調和文化や同質文化という特性を持っています。しかし、これからの時代は競争力による差別化・変化への対応力が重要です。日本企業が生き残る道はグローバル化に成功するか否か。現状の国内だけを相手にするビジネスには限界があり、今後収縮の一途を辿ります。
それではこれからの日本企業がグローバル化を目指す中で何を行わなければいけないのか。浅見さんは2つの大きな改革を提言されました。
最初の大きな改革が「ビジネス・プロセスの大改革」です。このマネジメント改革は3つの考え方により形成されています。
1つ目は「ワークスマート」の考え方。一生懸命働くことは前提に、効果・効率の高い方法で働き、労働生産性を高める必要があります。 2つ目は女性の活躍。これからの時代、女性の活躍なしに企業の成長はありません。 3つ目は最近注目されている「レジリエンス」、逆境力や復元力です。逆境を乗り越えた人たちに共通するのは、思考の柔軟性と厳しい状況下でのポジティブ発想であり、IQや学歴以上にグローバル化の社会では重要条件になります。
そいて次の大きな改革が「マインドセットの大改革」です。この意識改革も前者同様3つの教訓により形成されています。
1つ目は「愚か者の定義」。同じことを同じ方法で毎日繰り返しながら、違う結果を期待しているという意識を捨てることです。プロセスを変えない限り結果は決して変わりません。2つ目は「最後に生き残るのは、最も強いものでもなく、賢いものでもない、変化に対応できるものである」という意識を持つことです。3つ目は「スピード」です。変革しても遅ければ何の意味もないという意識を持つことです。
この2つの大きな改革を実行することがグローバルに成長できるビジネス条件だと浅見さんはおっしゃいます。
「未来というのは今始まっている。講演を聴いていつか実行しよう。ではダメなんです」最後に浅見さんはそんなメッセージを送られていました。目標を明確にし、それを即実行、多くの変化の波を作られてきた浅見さんだからこそ聴けるお話です。講演の中にちりばめられたメッセージが聴講者の意識に突き刺さるそんなご講演でした。
グローバル化についてのお話に加え、管理職以上の方々に向けたリーダーシップ意識の向上や、意識改革・モチベーションアップに非常にお勧めのご講演です。
浅見隆あさみたかし
TACアソシエイツ代表
長瀬産業株式会社Kodak製品本部でマーケティング等を経験したのち、Spalding Japanへ入社。数々の実績を上げ、代表取締役社長に就任。その後、Johnson and Johnsonの取締役上…
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