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『その日のまえに』ー重松清氏ー

思春期真っ只中の悩める中学生・高校生に、そして、その保護者の方、また、教育関係者に向けて、「講演会のプロが選ぶ!中学生・高校生にすすめたい本」をご紹介いたします。

第二回は、友情、家族愛、命など、大人から子どもまでが共感できるテーマを多数作品に描いている重松清氏の著『その日のまえに』 (文春文庫)です。

その日の前に(重松清)

中学生・高校生にすすめたいポイント

人はなぜ生まれ、なぜ死ぬのだろう。

「その日」と言われて、皆さんが頭に思い浮かべるものはなんでしょうか。友人など大切な仲間と過ごす日、もしくは家族や大切な人の誕生日など様々あると思いますが、この本に書かれている「その日」とは「死」が訪れる日です。

大切な人の死や自分の死、つまり「その日」を迎える前に人々がどのように過ごすのか、この本には7編からなる連作短編集として描かれています。

ある者は小学校時代に同級生が病死し、ある者は夫を突然失い、ある者は若くして短い余命を宣告され、ある者は愛する家族の命の灯を必死で灯し続けるといったストーリーで、いずれにおいても「人はなぜ生まれ、なぜ死ぬのだろう。」ということをとても強く考えさせられます。

中でも私が最も印象に残った物語は、ある青年の懊悩を描いた「ヒア・カムズ・ザ・サン」です。

残して逝く者と残される者の心情が、繊細かつリアルに描かれている「ヒア・カムズ・ザ・サン」

高校1年生のトシは、1歳の時に父親が事故死しており、母1人子1人で暮らしている。そんなある日、トシの母親が仕事から帰ってくるなり、駅前のストリートミュージシャンに夢中であることを告白。しかし、母親はトシにもっと大事なことを打ち明けねばならなかった。それをトシは後日、意外なかたちで知らされることになる...

「その日」へのカウントダウンが突然目の前に現れた時、人は大切な仲間、愛する者に対して、どのような態度をとるか。そして、それに対し、残される者はどう応えればよいか。残して逝く者と残される者の心情が、繊細かつリアルに描かれている点に着目して是非読んで頂きたい一作です。

講演会のプロから伝えたいこと

「死」の意味から「生きる」ことを考えてほしい

現代医学の進歩とともに、人の平均寿命は飛躍的に延びています。そのため、多少の病気や怪我で亡くなることは少なくなり、日常においては、「死」というものが何か遠い存在で、非日常のものと感じられるのではないでしょうか?

しかし、人はみな、自分以外の誰かの、そして自分自身の「死」を経験せずにはいられません。実は、「死」は隣にあるものであり、かつ不変の真理です。

では、何のために我々はこの世に生を受け、死ぬのでしょう。人の死をどのような形で取り込み、どのような形で自分を終わらせる日を迎えれば良いのでしょう。その答えは日々生きていく中で皆さんご自身がそれぞれ答えを探し求めていくものではないでしょうか。

「その日のまえに」を読むことで死の意味を考えるきっかけとなりますが、また、それと同時に今、皆さんご自身がここにいる「生」についても真剣に向き合って考えてほしいと切に願っています。

皆さんは、

“身近にいる大切な家族、友人などに日頃から感謝の言葉を伝えていますか?”

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