2019年02月20日

Vol.16

ピョートル・フェリクス・グジバチ著『世界最高のチーム グーグル流「最少の人数」で「最大の成果」を生み出す方法』 (朝日新聞出版)

講講演依頼.com営業部の江本です。

「話題のビジネス本」第十六回目は、ピョートル・フェリクス・グジバチさん著『世界最高のチーム グーグル流「最少の人数」で「最大の成果」を生み出す方法』をご紹介します。

ピョートル・フェリクス・グジバチ著『世界最高のチーム グーグル流「最少の人数」で「最大の成果」を生み出す方法』(朝日新聞出版)

ピョートルさんは、元グーグル人材育成統括部長で、これまでにもリーダーシップ・働き方・仕事術などをテーマに、多数のビジネス書を出されています。

私が今回この本を手に取ったのは、働きがいのある会社ベスト100(アメリカ『Fortune』誌が毎年発表)で、何度も1位に選ばれているグーグルの魅力は何なのかと興味を持ったからです。初めは、タイトルにあるような「最大の成果」を生み出すことができるのは、「グーグル」だからなのではという気持ちもありました。しかし、決してグーグルだけではなく、結果を出している企業が行っている世界共通のチームづくりが、この本にはまとめてありました。

世界中の結果を出しているチームは、メンバーそれぞれの「チームの一員として認められたい」という気持ちを大切にし、チームづくりに、「心理的安全性」が欠かせないと言います。この心理的安全性とは、いくつかある「生産性の高いチームの特性」の中でも最も重要とされており、メンバー一人一人が安心して、自分らしさを発揮しながら、チームに参画できているということです。そして、メンバーが自己認識・自己開示・自己表現できる場をつくることが、マネジャーの大切な役割であり、これを実現するための、マネジャーのメンバーとの関わり方が、丁寧に解説されていました。仕事の成果には、この心理的安全性が、大いに関係するのです。

例えば、チーム内で「愚痴」や「もめごと」が生じた際に、これらをチームの生産性を上げる絶好の機会と捉え、「要望」または「建設的な議論」へと変えるよう関わったり、毎日学びを意識して価値ある仕事に取り組めるようにしたり。マネジャーが先を読み、メンバーと日頃の「良質な会話」を積み重ね、更に一瞬一瞬の働きかけで、チームのパフォーマンスが向上できるヒントが沢山ありました。

マネジャーの仕事は、チームのメンバーが「また明日も仕事をしたい」「月曜日の朝、早く会社に行きたい!」と思ってくれるように、個人個人と接することに尽きると、ピョートルさんは言います。この本にはチームづくりにおけるマネジャーの役割について具体的な事例がたくさん入っており、実際のシーンをイメージしながら学ぶことができるお薦めの1冊です。

ピョートルフェリクス グジバチ/プロノイア・グループ株式会社 代表取締役

ピョートルフェリクス グジバチ 2000年に来日。ベルリッツ、モルガン・スタンレーを経て、2011年Googleに入社。アジアパシフィックにおけるピープルディベロップメント、2014年からグローバルでのラーニング・ストラテジーに携わり、人材育成と組織開発、リーダーシップ開発の分野で活躍。2015年独立し、未来創造企業のプロノイア・グループとHRテクノロジー企業のモティファイを設立。

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