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落合陽一著『日本再興戦略』(幻冬舎)

講演依頼.com営業部の土橋です。

「話題のビジネス本」第五回目は、落合陽一さん著『日本再興戦略』をご紹介します。今世界で最も注目される日本人科学者、落合陽一さんの2018年に出たばかりの新刊は、すでに10万部を越えるベストセラーになっています。

落合陽一著『日本再興戦略』(幻冬舎)

この本は、まさに今後の日本が新たな時代に突入するにあたっての必読書ではないでしょうか。本を読むことで、ここまで自分のモチベーションが上がったのは数年ぶりです。

AIやIoT、ブロックチェーンなどテクノロジーが急速に発展している現在、先行き不透明でストレスは強まり、日本のビジネスマンのモチベーションも低下しているという悩みをよくお聞きします。しかし、歴史を見返してみると、今のテクノロジーで日本にあったものを選択していくことで日本は希望の国になる。それは革命でも改革でもなく、アップデートだと著者はいいます。

本書では、「欧米とは何か」「日本とは何か」「テクノロジーは世界をどう変えるか」「日本再興のグランドデザイン」「政治(国防・外交・民主主義・リーダー)」「教育」「会社・仕事・コミュニティ」という7つの視点から切り込んでいきます。本当に盛りだくさんの内容でお腹いっぱいになるのですが、ここでは「日本再興のグランドデザイン」の一部について紹介してみます。

日本は機械親和性が高いと、著者は仮説します。テクノロジーベースの社会、ロボットフレンドリーな社会に変えやすいのです。一方西洋人は、彼らにとって労働は神聖なものなので、それをロボットに任せることに抵抗がある。なぜならば西洋の一神教支配の国にとっては、AIは人類の根幹、彼らの精神支柱に関わるようなものになる、よって反発が強くなる。しかし日本は大化の改新以来、トップが天皇で、天皇の横に執行者がいるという政治スタイルなので、中臣鎌足のポジションが機械化されたAIでも、象徴が人間であれば違和感を覚えないと説明します。

また最後に強調されていたことは、「人類のよさはモチベーション」だということ。今の仕事が、結果が出て評価されていたとしても、「それができるからやっている」のか「それをしたいからやっている」のかしっかり分けて考えないといけないということ。求められるからやるという選択は、今後どんどんロボットに代替されていく。機械と同質化してしまいます。リスクをとってでも「それをしたいからやる」という選択が今後の時代に求められることになる、ということです。

これから新規事業にチャレンジするビジネスマンには特に刺激的な話が満載です。

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