講演依頼.comスタッフの土橋です。
「話題のビジネス本」記念すべき、第一回目は、一般的なスポーツの常識では考えられない方針で次々と奇跡を起こす、青学陸上競技部・原監督の注目書籍『フツーの会社員だった僕が、青山学院大学を箱根駅伝優勝に導いた47の言葉』について紹介します。
2016年は「ハッピー大作戦」で2連覇。
2017年は「サンキュー大作戦」で3連覇。
2018年は「ハーモニー大作戦」で箱根駅伝に挑む。
2015年11月に出版され、今では10万部突破と、出版分野でも奇跡を起こしています。
原監督は箱根駅伝での出場経験は無く、2004年の監督就任当時は箱根駅伝との縁は全く無く、そして就任した青学陸上部も予選敗退チームでした。
なぜ、このような状態からここまでのチームに成りあがっていったのか?
一読し、まず全体的に言えることとして『ビジネスの知識を、陸上に取り入れ、実践した』ことが他と一線を画すことです。
書籍に紹介されている47の言葉のうち、1つを紹介します。
【コーチングの前にティーチングあり】
連覇を成し遂げている一番のポイントとして私がとらえたのは「ステージに応じた指導方法を実践していった」ことです。では、具体的に原監督の場合どのようなステージに変化していったのでしょうか?
ステージは下記の4ステージに変化していきます。
ステージ1:命令型(ティーチング期)
ステージ2:指示型(自覚期)
ステージ3:投げかけ型(コーチング期)
ステージ4:支援期(サポーター型)
ステージ1のティーチング期の場合は、その業界の「核」となる部分を徹底させることに重きを置きます。
長距離走の場合、この「核」が「規則正しい生活」「適切な栄養補給」ということになります。朝練習5時起床、門限22時、朝夕食は栄養を管理した食事を全員で食べる、掃除は全員で行う等、寮生活を通して、奥様と二人三脚で実践していきます。
この時期は定着されるのに3~5年はかかったそうです。
一般的には、遊び盛りの大学生にこのような生活を定着されるのですから、相当な労力だったのではないかと思います。
この時期を待てずに、1、2のステージを飛ばして、3に行こうとすると、適当、チャライチーム、同好会のようなチームとなります。長期スパンにわたっての指導方法を実践していったからこそ、今の青学陸上部があるのです。
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企業の経営層にもお薦めできるお話です。
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