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No.14 ベリッシモ・フランチェスコ

インタビュー INTERVIEW/美しい人 No.14 ベリッシモ・フランチェスコ 「食事の時間が満たされていたら、みんな仲良くいられます。食は愛だから」 Photo:三宅詩朗/ Text:森綾/ Edtior:鈴木ちづる

No.14 ベリッシモ・フランチェスコ

― ベリッシモさんは今日本で、イケメン料理研究家として人気ですね。そもそもお名前もイタリアで「イケメン」という意味だとか。
ベリッシモ そうなんです。だから「イケメン」シェフとか呼ばれるのは、自分の名前そのものなので、ぼくが自分で「イケメン」だと言ってるわけじゃないんですよ。謙虚でしょ(笑)。
― そうですね(笑)。日本語が非常にお上手ですが、いつ来日されたのですか。
ベリッシモ イタリアのローマで生まれ育ちましたが、2001年に留学して日本に住むようになりました。日本の文化も学んで、イタリアと日本の文化と女性達を愛しているところが今ウケているのかなと思っています。
― 最初から料理人になろうと思ったのですか。
ベリッシモ いいえ。イタリアでは親類に2人シェフがいたのですが、「大変だな!」というイメージしかなかったです。厨房の中にずっといて、いろんな人と出会えることも少なそうだし。でも、日本ではイタリア料理ができると女の子は喜ぶんですよね。そうか、料理ができたらモテるんだなと。それがきっかけでした。まだ留学する前、98年から99年頃に料理家になることを考え始めたかな。幸い、シェフの親類のおかげで、どんなふうにしたら美味しいか、という勘はあったかもしれません。
― で、プライベートでは女性に美味しいものをごちそうしていたんですね。
ベリッシモ そうとも限りません。まずいものをつくっても「美味しい!」と言ってくれる女性のほうが愛があるなと思って、そうしてみたり(笑)。いや実際、美味しいものをつくるには高級スーパーに行って、高い食材を使えばいいんです。だけどその頃のぼくは貧しかったというのもあります。

No.14 ベリッシモ・フランチェスコ

― でも日本で料理家を目指し始められたのですね。
ベリッシモ はい。日本では料理家ってとても博学な、いいイメージがあります。それに美味しいものを食べて人に認められて、それが国際的にも使える職業ですよね。たとえ戦争になったって、料理家は必要ですから。それで最初は料理教室を開こうと、自分の力で営業しました。自転車を借りて、スーパーなどのあちこちの掲示板みたいなところに「イタリア料理教室に来ませんか」という宣伝の紙を張りに行きました。公民館のスペースを借りたりしてやってみたけど、誰も来ない。女性誌にも営業に行きましたよ。電話して会ってくださいと言ってもなかなか会ってもらえませんでした。20回電話して1回会ってくれるくらい。でもぼくはあきらめなかった。何十人にも会っていたら、気に入ってくれる人もいるものです。それでちっちゃい記事から載るようになりました。最初に拾ってくれた編集者には本当に感謝しています。今はテレビにも出られるようになりました。石の上にも10年!?という感じです。
― イタリア料理の魅力ってどんなところだと思われますか。
ベリッシモ まず、イタリア料理はちゃんとつくればヘルシーだということですね。オリーブオイルは体にいいとは言われていますが、使い過ぎはやっぱりデブになる。医学的なことは詳しくわからないけど、1日に大さじ1杯くらいが適量ではないですか。今のイタリアはファストフードが進出してきていて、若い人たちは肥満が多い。本来は豊富な野菜やフルーツをたっぷり食べている国民なんですが。それとイタリア料理は「アモーレ」と深く結びついています。たとえばパスタというのは手軽につくれて、すぐエネルギーになる食べ物。デートにぴったりでしょ。健全な食生活に健全な体も心も、愛も宿ります。日本人は性生活に消極的だけど、それは栄養が足りていないからだと思うんです。栄養をとることで、その辺りも良くなっていくよ。お昼にワンコイン弁当とかハンバーガーとかばっかり食べてると、いい仕事もできないし、いい女にも出会えない。
― 日本人は食生活から節約をしがちですね。
ベリッシモ だから国全体に元気が出ないんです。食費にこそお金をかけて、ちゃんとした食事をしたほうがいい。美味しいワインを飲んで、美味しいディナーを食べる。そうしたら家族や恋人、そして友人との人間関係もよくなるし、体も心も健康になる。仕事も変わっていく。日本の男性はなぜゲームや漫画にお金を費やして、そこをおろそかにするのかなと不思議です。
― 日本の女性についてはどう思われますか。
ベリッシモ もてない女性ほど完璧にお化粧していますね。ファッションにも気をつかって、スキがない。すっぴんで健康的な美しさを目指したほうがいいと思います。恋愛がうまくいかない人は彼氏との食生活、見直してほしいです。彼氏を美味しいものでおなかいっぱいにしてあげられる女性はきっとうまくいくと思う。
― なるほど。それでベリッシモさんが教えておられるイタリア料理は簡単な家庭料理が多いのですね。
ベリッシモ 家族の一人ひとりが忙しくても、食事を囲む時間が満たされていたら、みんな仲良くいられます。食は愛だから。ぼくが教えているイタリアンは、シンプルで簡単。普通のスーパーで買える食材で毎日食べても飽きない料理。『イタリアンの基本とおいしさのコツ』(日東書院本社刊)というレシピ本も出しています。チャラい本じゃないよ(笑)。
― これからチャレンジされたいことはありますか。
ベリッシモ イタリアと日本への感謝、初心を忘れず、謙虚な気持ちで、中国や韓国といった、アジアにも進出していきたいですね。日本人は信頼を大事にする。イタリア人は個人主義。海外に行って成功する可能性が高いのはイタリア人的な部分かなと思います。でも日本人的な国や仲間へのプライドも大事にしたい。フットサルのときはイタリア人、空手のときは日本人、というような感じでいて、世界中で素敵な出会いがたくさんあるといいなと思います。

美の逸品

「最近、とても気に入っているのが、小豆島でつくられているこのエクストラバージンオリーブオイル。値段は15000円もするのですが、酸度が一般的なエクストラバージンオリーブオイルの約10分の1なんです。野菜などに生でかけると、その味の違いがすぐにわかります。オイルはなるべく上質なものをとるのが、健康にも美しさにも大切だと思いますよ。」

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ベリッシモ・フランチェスコ (べりっしも・ふらんちぇすこ)

ベリッシモ・フランチェスコ (べりっしも・ふらんちぇすこ)

ベリッシモ・フランチェスコ (べりっしも・ふらんちぇすこ)べりっしもふらんちぇすこ

イタリア料理研究家

1979年イタリア・ローマ生まれ。美学学校デザイン専攻卒。イタリアの一流レストランのシェフ、料理人、料理研究家を中心に結成された「イタリア料理研究会」会長。 家族の影響で幼い頃から料理に親しみ、…

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