No.22 浜内千波No.22 浜内千波

インタビュー INTERVIEW/美しい人 No.24 藤森香衣 「2人に1人ががんになると言われている時代、手術も大切ですが、その病気を抱えて生きていく時間の方が実は長いんです」 Photo:三宅詩朗/ Text:森綾/ Edtior:鈴木ちづる

BEaUTRISEとは?

インタビュー INTERVIEW/美しい人 No.35 GENKING(ゲンキング)

美と健康に関する美と健康に関する
プログラム

美と健康に関するコラム美と健康に関する
コラム

  • 干場義雅

    干場義雅

    (ファッションディレクター)

    「hoshiba's favorite」

  • 中村浩子

    中村浩子

    (ヴィーナスプロジェクト代表)

    「VENUS EYES」

  • 榊原貴子

    榊原貴子

    (カラーコンサルタント)

    「美塾~Color Empowers You!」

  • 有坂翔太

    有坂翔太

    (フードアーティスト)

    「フードアーティスト道」

  • 小野浩治

    小野浩治

    (エステティシャン)

    「エステ王子の美人肌講座」

  • 日本を元気にする「カッコいい男」生駒芳子×干場義雅
  • 美容・健康イベントをお考えのみなさまへ。
  • 【特集】男を磨く!カッコいい大人へ 男性向け健康・美容イベントをお考えの皆様へ

No.22 浜内千波

― そもそもなぜ料理の道を志すようになったのでしょうか。
浜内 元々女性が一生立って働けるのは台所だという思いがあったんです。それで、当時テレビの「キューピー3分間クッキング」などに出演されていた飯田深雪先生、江上トミ先生と並んで有名だった岡松喜与子先生のところへ弟子入りしました。岡松料理研究所で、住み込みで働き始めたんです。大阪から出てきて、アパートを借りるお金もなかったし、食事はついていますから渡りに船でした。給料をもらわなくてはという気持ちは一切なく、学ぶことに必死でした。とても厳しい環境だからこそ、精神が鍛えられましたよ。高い山を登るには覚悟がいります。普段着で登れる山は誰にでも登れるのですから。楽だとか、目先の喜びじゃなく、遠い目標を取る。その日の1000円より、数年後の100万円を取る(笑)毎日コツコツ目標を持ったことをさぼらないでしっかりやるから明日が来るんです。その時の経験が今の私の力になっています。
― 料理教室を開こうという思いはその頃からあったのですか。
浜内 そうですね。岡松先生も会社を作ったり大きくしたりしようという気持ちのない方でした。寺子屋形式で、1人ひとりに料理を伝えるというやり方です。私もそういう人になりたいと思ってきました。おかげさまで東京の東中野に、クッキングスクールを開くことが出来、2年前には、新しいスタジオもオープンさせていただきました。
― 今や母親が娘に教えるという料理も減っている気がします。浜内先生の役割は大きいですね。
浜内 家庭料理というのは素晴らしいものなんです。家族全員が共有できて、明日につなげていくもの。その中で、要になるのが主婦であり母親でしょう。五感で家族のことを感じながら、家族の心と身体のバランスを保っていく。それは大変重要な役割です。主婦って、何も考えずに、毎日当たり前のように食事を作るだけではないんですよ。家族の健康やその日に起きた良かったことを歓迎したり、悪かったことを吸収し癒してあげたり、それを自分の手料理を通して、家族に与えているんです。そのお手伝いができたらと思っています。ファッションが格好いいよりも、近くのスーパーの特売日をチェックして、冷蔵庫の中身をしっかり把握している主婦のほうが私にはかっこいいと思えるんです。
― おふくろの味、の価値観は大事ですね。
浜内 私の父は母のことを「愚妻は何十品もできないけれど、ここぞというものを出してくれる」と言っていました。それが大事なんですよね。「おかあさんの作るアレが食べたい」という料理があること。今はインターネットで何万通りもレシピが検索できます。でも、一回それを作っておしまい、では自分のものにならない。自分だけのお料理を作らなければ意味がないんです。有名なレシピだと安易に甘えて味見もしないなんてもってのほか。火加減、味加減。自分のゾーンを五感を使って覚えてほしい。自分のものにしてほしいんです。あとは食べながら、家族と話してほしいということですね。「今日はこんなスパゲティにしてみたのよ」と、会話をすることで、味そのものが心のDNAとして刻まれていくんです。
― 「食育」という言葉も生まれて久しいですが、まさに一緒に食べるところまでが大事ですね。
浜内 そうですよ。いくら自分が忙しくても、子どもが思春期になっても「勝手にどうぞ」は、よくないです。「お味噌汁一杯でいいから飲んでいきなさい」と声をかけるのが大事。「おかえり」と言って、何も言わなくても一緒に座っているのがほっとするものなんです。夫婦だって、ケンカしているときはご飯は美味しくないでしょう。そのためには簡単でぱぱっとできるのものを継続的に作れるようになっておくことが一番ですね。疲れ具合を見ながら、これを食べさせてあげたら元気になるかな、と考えられるのが家庭料理の素晴らしいところです。ある施設では、犯罪をおかした青少年に、事情聴取の前に3週間、手作りの料理を3食食べさせるそうです。そうすると、本当のことを話そうという気持ちになるんですって。お料理は荒んだ心を癒す心の手当てでもあるのです。
― ところで、先生は50キロ近い減量に成功されたと伺いました。どんなことをされたのでしょうか。
浜内 一番太っていた時には、体重が96キロありましたからね。今とはだいぶ違いました。35歳くらいから食べ物を少しずつ変えていき、40歳で完全に食生活と考え方をチェンジしました。炭水化物、たんぱく質、脂質のバランスを見直し、まずはビタミン、ミネラル、フィトケミカルを摂ることに重きを置いたのです。それからたんぱく質。炭水化物と脂質は少なめにしました。それまではお菓子や脂濃いもの、お肉もどんどん食べていましたね。甘いものは精神が安定するという刷り込みがあったんです。それがいけなかったんですよね。全ては習慣。今は野菜中心で、毎日、1キロは摂っています。

No.22 浜内千波

― 1キロですか。それでスリムな体型をキープされているんですね。料理教室をはじめ、テレビや雑誌の取材などでもお忙しいと思いますが、1日はどんなふうに過ごされるのですか。
浜内 朝はだいたい6時には起きますね。体を目覚めさせるために朝風呂に入り、野菜ジュースをたっぷり作って飲みます。先ほど話した野菜1キロの半分は、このジュースにするんです。毎朝、600ミリリットルは飲んでいます。野菜ジュースは、夫と2人分で1.2リットル作るんですよ。夫は温めてスープにしたりして。あらかじめまとめて作って冷凍庫にストックしておけば、時短になりますよ。昼間はフル回転ですから、夜は深夜1時頃の食事になりますね。なので、スープ、サラダ、煮物を少しいただきます。私はどんなに疲れている日でも、必ず台所に立って夜ごはんも作りますよ。撮影で使ったものなどは一切持って帰りません。夫のためにも自分のためにもちゃんと台所に立つのが主婦のけじめなんです。3〜4時には寝て、また6時に起きます。
― 毎日3時間くらいしか睡眠は取られていないのですね。でもとても若々しいです。
浜内 目標をもち、家庭のリーダーでもある気持ちが私を支えています。社会と関わっている喜びもあります。リズムを作れば、気持ちよくやっていけるものです。やりたいことをもつのは大事なことですね。私は5年刻みで大きなステップアップを考えています。目下の目標は3年後に海外へ行くこと。海外に日本の家庭料理を伝えたいのです。和食がクローズアップされていますが、非日常的な和食ではなく、家庭料理にこそ、和食の素晴らしさがあると私は思うのです。家庭料理、手料理を世界にも広めていきたいですね。

私を美しくしてくれる一品

私を美しくしてくれる一品

「身体をきれいに保つために、食物繊維は欠かせません。腸内環境がよくないと、栄養素も運ばれません。食物繊維には余分なコレステロールを吸収する水溶性のものと、毒素を包んで外へ出す不溶性のものがあります。両方を上手に摂るのが大事なんですね。そこでおすすめなのが、麦ときのこの組み合わせ。押し麦は玄米に比べて4倍食物繊維がとれます。この2種類を15分くらい煮てスープにしたものはとても健康的。デトックス効果もあり、おすすめですよ」

プロフィール

浜内千波 (はまうち・ちなみ)/ 料理学校校長/料理研究家

徳島県生まれ。大阪成蹊女子短期大学栄養科卒業後、OLを経て岡松料理研究所へ入所。1980年、「豊かな家庭料理を伝えたい」という思いから、ファミリークッキングスクール(東京・中野坂上)を開校。1991年、企画フードハウスを設け、食ビジネス全般において、企業の食品開発・その販促活動を支援。2006年、便利で楽しい キッチン用品「Chinami」ブランドを立ち上げる。現在は、精力的に執筆活動も行い、テレビを中心とした様々なメディアへの出演をする一方で、食品メーカーやコンビニの商品開発へも携わるなど、多方面で活躍している。

インタビュー一覧へ戻る

経験豊富な私たちに
お任せください。

講演講師の登録は
随時募集中!

講師登録はこちら

ご相談は無料です。ご連絡はお気軽に。

業界15年、実績20,000件の中で蓄積した講演会のノウハウを丁寧にご案内いたします。趣旨や目的、聴講対象者、講師選定など、決定している範囲で構いませんので、お気軽にお知らせください。

TEL
MAIL

TOPに 戻る