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No.03 生方ななえ

生方ななえ(うぶかた・ななえ)

生方ななえ(うぶかた・ななえ)

ファッションモデル

インタビューNo.03<美しい人>生方ななえ 「ずっと憧れていた30代。表面的な美しさだけでなく、それに勝る魅力は内面から磨いていきたいなと思うんです」

No.03 生方ななえ

― ファッション誌「Grazia」でカバーモデルとして凛としたおとなっぽさが印象的な生方ななえさんですが、実際お会いしてみると、少女っぽい可愛らしさもおもちですね。まずはその健康的な美しさを保ってらっしゃる秘訣を教えてください。
斉藤 よく食べてストレスをためないことでしょうか。そして毎日2~3時間は歩きます。たとえばスタジオで仕事が終わったとしても、寄り道をしながら歩いて、最後はスーパーの袋を両手にもっているというような(笑)。もともと学生時代は長身を生かそうとバスケットボールをしていました。ところが、下半身に筋肉がついて、上半身と下半身のバランスが悪かったんです。モデルの仕事を20歳から始めるにあたって、その体のバランスをどうするかが課題でした。最初はジムにも入ったのですが、ジムでするような運動がどうもなじまない。1年に1回通う… いや、それじゃ通うってことになってないですね。そこで気づいたのは、私は自分の生活に取り込めるような運動をしたほうがいい、ということだったんです。そこから歩くクセをつけました。
― モデルさんがファッションショーで歩くような、いわゆるウォーキングですか?
斉藤 いいえ、モデルの仕事のウォーキングはまた全然違うものです。あれは骨盤を前に突き出して歩くというのかな。ちょっと普通の道でやっていると浮いてしまうかもしれませんね。確かにあのウォーキングはかなり体力を使います。おなかの辺りを緊張させつつ歩き、ランウェイから戻って楽屋ではまた早く着替えをする、、、結構なハードワークなんです。日常の歩き方は、もっと自然に。しかもダラダラとは歩かない。すっ、すっと。まず姿勢とヒップ、太ももに意識をもちながら。足の裏を伸ばし、かかとから着地する。後ろ足で地面を蹴るような感じで、ある程度大きめの歩幅で歩きます。私の場合は、足の裏側に緊張が走るように歩いています。

それを心がけるだけで、体が変わってきたんです。それとマラソンもいいと思います。でも、わたしには歩くことのほうが生活リズムに合っているようで続いています。そして続くコツとして、常にヒール靴ではない靴を持ち歩くことをまずお勧めします。運動靴ではかさばりますし、バレエシューズのような底の薄すぎる靴も膝によくないので、ある程度底が厚めのヒールではない靴がよいと思います。 それに履き替えて歩くのです。

― 歩き方のほかに、読者の方たちがすぐにできそうな美しさのための習慣はありますか。
斉藤 見られる、という意識は体型維持や変化させるのにとても大切なことだと思います。人に見られるということも大事だし、自分が見てあげることも大事です。ご自宅にある全身が映る鏡で、お風呂上りに体を必ずチェックしてみてください。そうすることによって“なりたい自分”が見つかると思うんですよ。例えば「もっと足が細くなりたいな」とか。そういうことを意識しているだけで生活スタイルが変わり、体型もずいぶ変わってきますよ。

No.03 生方ななえ

― 食生活は何か気をつけていらっしゃいますか。
斉藤 外食が多く、野菜不足になりがちなので、家でつくるものは野菜中心にしています。スープとか、お浸しとか。塩分控えめに、薄味で。そして食生活は3日間のうちに、なるべくいろんな種類のものを食べるように、“3日周期” をめどにしているんです。それは、1食ごとにカロリー計算をしたり、1日毎に「ああ今日も野菜が少なかったわ」と思っていたりしたら、とてもストレスがたまります。その日は焼肉を食べたとしても、次の日か、その次の日は野菜デーにして、帳尻を合わせる。そのくらいのゆとりをもったほうが気持ちにとってはいいと思うのです。私の場合はだいたいそれが3日周期。もう10年くらい続けています。それ以上ルーズなことをすると、口内炎ができたりして「ビタミンが足りないよ」と、体が中からサインを送ってくれます。 食べる野菜は、なるべく農家の顔が分かるようなものを買うようにしています。最近は実家(群馬県)の母親が畑での野菜づくりを始めたので、旬の野菜と、自分でつくったお惣菜をクール便で送ってくれるのがうれしいです。あとはお水をたっぷり飲むようにしています。デトックス効果も期待できますし、カラダの内側からキレイになれる気がするんです。
― 生方さんのお話をうかがっていると「きれいになる」ことに必死に無理な努力をしたりしなくていいんだ、とほっとします。
斉藤 そうなんです。歩くこともそうですが「生活に取り込む」ということを私は大事にしているんです。そうしないとなかなか続かないんですよね。今「英会話」を生活に取り込もうとしています。仕事の現場やブランドのパーティーに招いていただいた時に、海外のデザイナーに会う機会も多いんです。そこで通訳を通さずに直接話せるようになりたいなと思いまして。言葉ってコミュニケーションをはかる手段ですが、とても大切ですよね。
― ブログを拝見していても、自分の外見の美だけでなく、内面の美の充実に力を入れてらっしゃいますね。
斉藤 先日、ずっと憧れていた30代に突入しました。20代の時のように体型に無頓着ではいられなくなるとは思うんですが、それにも負けない内面から滲み出る魅力というのが30代、40代、50代と年を重ねれば重ねるほど増すと思うんです。以前、仕事で佐伯チズさんにお会いしたのですが、本当に内側から輝いている美しい先輩。シワなんか気にせずにくしゃくしゃに笑っても、きれい。想像力と情熱を失わずにいればああいうふうになれるのだなあと思いました。職業的には表面的な美へのケアも大切ですが、人を思いやる心や、何かに挑戦していく情熱、想像力を鍛えていくことの大切さをつくづく感じています。
― 内面を磨く。そういう思いがこれからの仕事にも生きていきそうですね。
斉藤 そうですね。語学や作品撮りに積極的になり始めたのも、海外でもショーモデルの仕事などをやっていきたいという気持ちが最近また湧いてきたからなんです。一度やってみて少し休んで、肩の力が抜けたので、また違う気持ちでチャレンジできそうな気がしているんです。

美の逸品

「オーガニックボタニクスのエッセンシャルオイル」

同志社女子大学在学中に世界規模で行われるモデルオーディションの日本大会で準優勝し19歳でデビュー。数々のファッション誌、国内外の有名ブランドコレクションの出演を経て、09年1月号より「Grazia」(講談社)の表紙を飾る新ミューズに。その健康的な美しさは、日本発信の世界に通用するアジアンビューティとして、多方面から注目を浴びている。

生方ななえ(うぶかた・ななえ)

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同志社女子大学在学中に世界規模で行われるモデルオーディションの日本大会で準優勝し19歳でデビュー。 数々のファッション誌、国内外の有名ブランドコレクションの出演を経て、 09年1月号より「Grazia…

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