No.08 野村忠宏 / 読む講演会 クローズアップパートナーNo.08 野村忠宏 /“読む講演会”クローズアップパートナー

弱かった自分は、なぜ強くなることができたのか No.08 元柔道五輪金メダリスト 野村忠宏

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強くならなくていい、という柔道の教え

No.08 野村忠宏

今日はメダルを持ってきています。これを獲った野村本人が出てきた時は、そんなにおお、ってならないんですけど、メダルが出てると、なぜだか、おおってなるんですよね(笑)。

1996年アトランタオリンピック、大学4年生の時に獲得した金メダル。それから2000年シドニーの金メダル。200年、オリンピック発祥の地ギリシャで開催されたアテネオリンピックの金メダル。これは、日本人が獲得した100個目の金メダルでした。大会によって、ほんとにメダルの大きさが違うんですよね。アトランタからシドニー、アテネって、ちょっとずつ小さくなっていって。また北京、ロンドンで、まただんだん大きくなっていって。

20代後半になれば、もうベテラン。30歳ぐらいになってくれば怪我も増えて勝てなくなって、30歳超えたら、もうお前ら勝たれへんからそろそろ引退して指導者なったらどうや、となる。やっぱり30歳ぐらいが、アスリートとして寿命なんですね。そういう中で、オリンピックは4年に一度。4年間ってアスリートにとっては、短いより、とてつもなく長いんです。その4年間で大きな変化があるから。

3つのオリンピックは、それぞれチャレンジが違うんです。柔道という道でのチャレンジは変わらないけども、向き合った時間は決して同じものではありませんでした。常に変化があって、その変化の中でチャンピオンになるための新しい自分を作っていくというチャレンジでした。

3歳から柔道を始めて、40歳まで現役を続けました。祖父が柔道が好きで、奈良県の田舎で米作りをしながら町道場を創設しまして、それがちょうど今年80年になります。今振り返ってラッキーだったな、良かったなと思うのは、祖父が柔道を本当に愛した人だったことです。指導方針も、今は強くならなくていいという感じでした。 子どものうちは、厳しい稽古は必要ない。それより柔道を通して礼儀作法と基本だけを学んで、あとは純粋に柔道を楽しんで欲しい、そして柔道を好きになって欲しい、と。

女の子に負けてしまった中学のデビュー戦

No.08 野村忠宏

両親もそういう考えを持っていて、「お前は柔道一家に生まれたんだから柔道だけしとけばいい、柔道さえ強くなればそれでいい」という家庭ではありませんでした。だから柔道の他にも野球、サッカー、水泳。いろんなスポーツをやっていたんですね。それ以外にも塾に通っていたり色んな習い事をしました。中学校に進学する時、これからは自分がやって一番楽しいものにしようと思いました。それが柔道でした。それで地元を離れて、天理中学に進学するんです。入った時、身長が140センチ、体重が32キロしかありませんでした。学年で1番2番を争うぐらいにちっちゃかった。

中学校で柔道部に入って、練習を一生懸命頑張って、最初の試合が天理市の市民体育大会でした。そこで、一回戦で女の子に負けちゃったんですね。これが真剣なチャンピオンスポーツとして取り組み始めた柔道のデビュー戦でした。

気持ちを切り替えてチャレンジを続けたんですが、やっぱり勝てない日々でした。努力はしたけど、勝てない。

子どもの私は背負い投げが大好きでした。ただ試合ではなかなか勝てない。練習では、自分よりも強い相手、体の大きな相手の方が多かったですが、練習の中で、ごくたまに自分が大好きな背負い投げで相手を投げることができたんです。そこに喜びを感じて、そこに自分の可能性を感じたんですね。

それが続けられた理由です。そういう思いでずっと頑張ってきた。結局、中学生時代は、県でベスト16ぐらいが最高でした。

プロフィール

野村忠宏/  元柔道五輪金メダリスト

柔道家。1974年奈良県生まれ。祖父は柔道場「豊徳館」館長、父は天理高校柔道部元監督という柔道一家に育つ。アトランタ、シドニー、アテネオリンピックで柔道史上初、また全競技を通じてアジア人初となるオリンピック三連覇を達成する。その後、たび重なる怪我と闘いながらも、さらなる高みを目指して現役を続行。2015年8月29日、全日本実業柔道個人選手権大会を最後に、40歳で現役を引退。ミキハウス所属。

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