●講演テーマ :「取材で見た“命” ~厚生行政・医療・メディアの現場~」
●主催 :社会福祉法人 はばたき福祉事業団
●聴講対象者 :薬害エイズ原告団、被害者、被害者家族、一般市民、厚生行政職員
●集客人数:100人
●実施日 :2009年3月28日
●背景
1996年、薬害エイズ裁判の歴史的な和解から13年を記念して開催された、「薬害エイズ裁判和解13周年記念集会」。集会には、被告企業5社からも献花がよせられました。 薬害エイズ被害は今もなお進行しており、1500人と言われる被害者の3分の1を超える629人もの命が失われています。薬害エイズ原告団は、患者参加の医療・被害者の社会復帰・偏見差別の撤廃・真相究明・被害根絶などの実現のため、今日でも活動に力を注がれており、薬害エイズ問題を決して風化させてはいけないということを広く社会に訴えていくことを目的として集会が開催されました。
●講演レポート
日本テレビの取材記者時代に薬害エイズ問題の取材をされていた藪本さん。講演では、報道する側の当事者としての体験をもとに、薬害エイズ問題に対してのメディア・マスコミ、厚生行政・医療側の姿勢について厳しく言及され、薬害エイズ被害者の関係者に向けて、熱いエールを送られました。
薬害エイズが社会的問題になった当時、エイズに対しては社会的な偏見・差別が残っており、マスコミは報道に対して消極的であったことや、視聴率絶対主義のテレビ局の体質から、薬害エイズ問題を徹底的に報道してこなかったという現実をお話されました。しかし、報道する側の当事者であった立場として、 藪本さんとしても責任を感じている部分もあり、こうしたマスコミ全体の報道姿勢のあり方は深く反省すべきであり、メディアが抱える本質的な問題であるとお話されました。
また、藪本さんが取材記者当事に精力的に取材をされたハンセン病の問題でも、メディアや厚生行政が同様の対応をしていた歴史的経緯をお話され、このような問題は二度とあってはならない問題であり、国や医療、メディアが過去の反省を生かし、
再発防止に真摯に取り組んでいく必要があることを強く訴えていました。
薬害エイズによって命を失った多くの方々の気持ちを代弁し、この事件の教訓を国も医療もマスコミも決して忘れてはならないという藪本さんの誓いを通じて、集会に参加された多くの関係者が心を熱くされたのではないでしょうか。
藪本雅子やぶもとまさこ
元日本テレビアナウンサー
日本テレビアナウンサーとして、報道番組からバラエティー番組までをこなす看板アナウンサーとして活躍。その後、番組でのハンセン病取材を機に、報道記者へと転身。2010年、上智大学新聞学修士号取得。
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