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松島トモ子さん 講演会レポート

●講演テーマ :「車椅子でShall we dance?」
●主催 :長野県、長野県教育委員会、長野地方法務局、長野県人権啓発活動ネットワーク協議会
●聴講対象者 :一般市民
●集客人数:500人
●実施日 :2008年11月28日

●背景

長野県が人権週間に合わせて毎年開催をしている人権フェスティバルで、一人ひとりが互いの“ちがい”を尊重し合う共生社会の実現に向け、幅広く人権について考える契機とし、県民の関心を高めることを目的として開催されました。毎年県内で開催都市を変えて、ユニークな出演者による演出で趣向を凝らしています。

●講演レポート

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今年の長野県人権フェスティバルのテーマは「障がい者と人権」。
基調トークとして、女優の松島トモ子さんにお話いただきました。松島さんは、アフリカでのライオン事故で自身も大きな怪我を負った体験をされており、現在では障がいのある人とない人がペアを組んで踊る車いすダンスの普及に取り組んでいらっしゃいます。

松島さんと車いすダンスとの出会いは、ある青年から1通の手紙が届き、その青年とパートナーを組んだことがきっかけでした。松島さんご自身も大きな事故をされた経験があることから、障害のある人たちと心が触れ合う交流をしていきたいという強い思いがあったといいます。

松島さんがこれまでに様々なパートナーと交流をされてきた中でとても心に残る出来事をご紹介して下さいました。

以前、松島さんが組んだパートナーの方に、頭では障がいがあることがわかっていても、心のどこかで自分に障がいがあることを受け入れることができなかった方がいらっしゃったそうです。しかし、その方は車いすダンスを通じて、車いすに乗っている自分、つまり、ありのままの自分を受け入れることができるように変わっていった、というエピソードでした。『車いすダンスには、人を成長させることができる素晴らしい魅力がつまっているのだ』と、おっしゃいました。

現在では、障害のある人にも前向きに生きていただきたいという思いから、日本車いすダンススポーツ連盟の理事という立場で、車いすダンスの普及活動に精力的に取り組んでいらっしゃる松島さん。「車いすダンスを通じて、障がいのある人もない人も心が一つになれるような豊かな社会をめざしていきます」とのメッセージを最後にお話下さいました。

会場に車椅子でいらした多くの方々へ、力強く前向きに生きていくメッセージを届けてくださいました。

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松島トモ子

松島トモ子

松島トモ子まつしまともこ

女優

旧満州(現中国東北部)生まれ。母とともに日本に引き揚げる。 4歳の時にニュースで【豆バレリーナ】と報じられたのがきっかけで映画界入り。以来、人気子役として三益愛子との母ものや嵐寛寿郎の【鞍馬天狗】な…

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