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講演会の準備完全ガイド|成功させるための9つのステップと注意点

この記事では、講演会を企画・運営する方々に向けて、成功に導くための準備や注意点について解説します。講演会は情報や知識・理念を伝えるうえで非常に重要な場であり、その成功には入念な準備が欠かせません。そこで本記事では、準備の重要性から、開催にあたっての注意点、準備の具体的なステップまでを紹介し、安心して講演会を開催できるようサポートします。

講演会準備の重要性

講演会を成功させるには、目的を理解し、入念な準備を行うことが不可欠です。講演会は情報伝達だけでなく、参加者との交流の場でもあり、準備不足は満足度や信頼に悪影響を及ぼす可能性があります。会場設備や打ち合わせ、トラブル対応など、準備の質が成功を大きく左右するため、綿密な事前準備が重要です。

※こちらの記事もご参照ください。
「講演会とは?メリットから成功のポイントまで徹底解説」

講演会準備のステップ

講演会の準備には、計画から実施に至るまでの一連のステップを丁寧に踏むことが求められます。まずは講演会の目的を明確にし、それに基づいて全体の計画を立てることから始まります。その後、会場の選定や講師のキャスティング、必要な備品のリスト作成など、具体的な準備作業を進めていきます。これらのステップを着実に実行することで、講演会の運営がスムーズに進み、成功につながります。

事前準備:計画と目標設定(6ヵ月前までを目安に)

講演会を成功させるためには、事前の計画と明確な目標設定が欠かせません。最初に、講演会の目的をはっきりさせ、それにふさわしいテーマを設定することが必要です。続いて、準備の流れに沿った具体的なスケジュールを立て、各ステップに明確な期限を設けておくことが大切です。こうした計画的な進行により、準備を着実に進めることができます。

【やることリスト】

・テーマ、目標の設定
・スケジュールを立てる

会場選定と設備の確認(5ヵ月前までを目安に)

講演会の成功に直結する要素の一つが、会場の選定です。参加者の人数や講演の内容に応じて、最適な会場を選ぶことが求められます。さらに、音響や映像設備、座席の配置などについても事前に確認し、必要な設備が整っているかをしっかりチェックすることが重要です。こうした準備を徹底しておくことで、当日のトラブルを未然に防ぎ、円滑な運営につなげることができます。

【やることリスト】

・会場の選定と設備の確認

講師や登壇者のキャスティング(3ヵ月前までを目安に)

講師や登壇者の選定は、講演会の内容や質を左右する重要な要素です。専門知識や豊富な経験を持つ講師を選ぶことが、参加者の満足度につながります。さらに、講師もしくは講師派遣会社との間で十分なコミュニケーションを取り、講演の内容や進行方法について事前にしっかり確認を行うことで、当日の進行をよりスムーズにすることができます。

【やることリスト】

・講師・登壇者の選定

打ち合わせや連絡の流れを整える

講演会の準備を円滑に進めるためには、関係者との打ち合わせや連絡体制をしっかりと整えておくことが非常に重要です。事前にスケジュールを共有し、各メンバーの役割を明確にしておくことで、当日の混乱を未然に防ぐことができます。さらに、定期的に進捗状況を確認することで、万が一問題が発生した場合にも迅速に対応できる体制を築くことができます。

【やることリスト】

・関係者打ち合わせ
・スケジュールの共有(進捗確認)

必要な準備品リストの作成(2ヵ月前までを目安に)

講演会の準備を円滑に進めるうえで、必要な備品をリスト化することは欠かせないステップです。たとえば、演台やマイク、プロジェクターや配布資料などのアイテムを事前にリストアップし、漏れがないようにしっかりと確認しておくことが大切です。こうした準備を徹底することで、当日の設営や運営がスムーズに進み、参加者にとっても快適な環境を整えることができます。

【やることリスト】

・準備品の確認とリストの作成

※準備品リストの例

■会場設備関連
・登壇場所(演台、講師・登壇者用テーブル・椅子、参加者用椅子)
・資料投影(プロジェクター・スクリーン、PC(発表用)、レーザーポインター、延長コード・電源タップ)
・講師用備品(マイク(ワイヤレスマイク、有線マイク、ピンマイクなど、必要に応じて複数本)、スピーカー・音響設備、照明設備(必要に応じて)
・インターネット接続環境(Wi-Fi、有線LAN)

■資料・配布物関連
・講演資料(参加者配布用)
・プログラム・タイムスケジュール
・アンケート用紙・筆記用具(ペン)
・名札・ネームホルダー(参加者、スタッフ用)
・クリアファイル(配布資料を入れる場合)

■受付関連
・受付台
・参加者リスト
・筆記用具(受付用)

■運営・緊急時関連
・ストップウォッチ・タイマー
・ホワイトボード、マーカー、イレーザー(控室、スタッフ用)
・筆記用具・メモ帳(スタッフ用)、ハサミ・カッター、ガムテープ・養生テープ、ゴミ袋
・連絡網・緊急連絡先リスト

■講師・登壇者関連
・飲料水・お茶(ペットボトルなど)
・軽食(長時間の場合)
・控室用の飲み物・お菓子

※このリストはあくまで一例ですので、講演会の規模や内容、会場の設備によって必要なものは変動します。事前に会場担当者と密に連携を取り、持ち込みが必要なものと、会場で手配できるものを明確にしておくことが重要です。

受付や進行役の役割分担(1ヵ月前までを目安に)

講演会を円滑に運営するためには、受付や進行役といった役割分担を明確にしておくことが重要です。受付担当者は参加者の確認や資料の配布を行い、進行役は講演全体の流れをスムーズに進める役割を担います。こうした役割を事前に明確にし、それぞれが自分の責任をしっかりと把握しておくことで、当日の運営をスムーズに行うことができます。

【やることリスト】

・当日の役割分担の決定

告知方法と集客の戦略(5ヵ月前までを目安に)

※集客イベントの場合です。

講演会を成功させるためには、効果的な告知方法と集客戦略が欠かせません。SNSやメールマガジン、チラシなどのツールを活用し、ターゲットとなる層に的確にアプローチすることが重要です。さらに、参加者の関心を引く魅力的な内容や特典を用意することで、集客効果を一層高めることができます。このような事前の広報活動は、講演会に対する参加者の期待を高めるうえでも大きな役割を果たします。

【やることリスト】

・講演会の告知

事前リハーサルの実施

リハーサルは、講演会を成功させるための重要なステップです。事前にリハーサルを実施することで、当日の進行を確認し、予期せぬトラブルを未然に防ぐことができます。事前に打ち合わせを行い、スタッフ同士の連携を確認することが大切です。また、リハーサルを通じて、参加者の動線や設備の使用状況もチェックし、当日に向けて万全の準備を整えましょう。

【やることリスト】

・事前リハーサル
・参加者の導線の確認

講演会実施の流れの確認とトラブル対応のための準備

講演会当日は、事前の計画に従ってスムーズに進行させることが重要です。受付から終了までの流れを明確にし、各担当者が役割を把握しておくことで、円滑な運営が可能になります。また、音響トラブルや進行の遅れなどの事態に備え、対応マニュアルを事前に用意し、スタッフ全員に共有しておくことが大切です。トラブル発生時には、迅速な情報共有と連携によって、冷静に対応できる体制を整えておきましょう。

【やることリスト】

・会全体の流れの確認
トラブル対応のための準備

当日の受付から講演終了までの流れ

講演会は、受付から講演、質疑応答、終了後のフォローアップまで一連の流れで進行します。受付では参加者確認や資料配布を行い、講演中は進行役がタイムキープを担当します。
終了後はアンケートを通じて意見を収集・分析し、今後の改善に役立てるとともに、お礼のメールで参加者との関係を深めることが重要です。

まとめ

講演会の成功は、綿密な準備と丁寧な運営にかかっています。本記事では、講演会の企画から開催後のフォローアップまで、実践的なポイントを詳しく解説してきました。明確な目的設定や適切な講師の選定、設備の確認、スムーズな進行、そして終了後の振り返りに至るまで、どれも欠かせない要素です。これらを一つひとつ丁寧に実行することで、参加者の満足度を高め、講演会をより価値ある場にすることができます。

――企画・編集:講演依頼.com編集部 協力:講演依頼.com営業部

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