2014年04月01日

井上義則さん講演会レポート

●講師名：井上義則（八芳園取締役専務総支配人）
●主催概要：介護事業
●聴講対象者：主催者職員フィールドマネージャー様（75名程度）
●実施日：2014年4月

●依頼背景

各施設の責任者であるフィールドマネージャーを集め、下記課題点（※）について現役で活躍している人からヒントを得たいというご依頼がありました。そこで、老舗結婚式場「八芳園」の業績をV字回復させた立役者であり、現在も総支配人として活躍中の井上義則氏に講演をして頂きました。

※【課題点】
・問題解決力、目標達成に向けての行動力で伸び悩んでいる
・部下育成が思うようにいかず、悩んでいる

「この指とまれ！」

幼い頃、この一言で仲間を集め、遊びを開始した経験があると思います。井上さんは「この一言が言えればリーダーだ」と仰います。

かつて、ピーク時の1/3まで婚礼組数が落ち込んだ八芳園に飛び込み、5年間で2倍にまで回復させた井上さんは、何故このような子供にでもできるようなことを仰るのでしょうか？それは、リーダーは「夢を持つ」ことが大切だからです。

夢を持つことで、それに共感する仲間がついていき、やがてそれが強い組織になります。夢があってはじめて、チームの方向付けや資源の最適配分などのリーダーのテクニックが効いていきます。八芳園では、“仕事”を“志事”と呼ぶようですが、こういった取り組みにもリーダーの「夢を持つ」気持ちが伝わってきます。

井上さんは次々とアイデアを出し、それを即実行する行動力に溢れた方です。また講演中は、感動的な動画を要所に入れる等の工夫があり、一部の聴講者の目には涙が溢れていました。八芳園のスローガンである「OMOTENASHIを世界へ」が感じられる類稀な構成です。

井上さんは「かつて」でなく「今」のリーダーです。現在、組織のリーダーとして奮闘していらっしゃる方達には、是非聞いて頂きたい講演です。