主催:メーカー企業様
聴講対象者:主催者社員(課長以上の管理職、役員) 200名
実施日:2013年3月12日
依頼背景
こちらの企業様では、「幹部社員の意識改革・モチベーションアップ」 を目的とした課長職以上の管理職、
役員を集めた勉強会を年に1度実施しており、毎年テーマを設定し、そのテーマに基づいた講演会を開催されております。
今年のテーマは「マーケティング」。モリゾーとキッコロ・せんとくん・焼酎ブーム・ヒルズの仕掛人でもあり、数々の実績がありながら、マーケティングを面白く、また分かり易くお話し頂ける、西川りゅうじんさんにご依頼させて頂きました。
講演内容と担当営業の感想
今回の講演の演題は「CHANGEはCHANCE~厳しい時代に打ち勝つブランド価値創造~」。
70分間の講演会と約10分間の質疑応答という構成で行われ、マーケティングの基本的な考え方から、実際にご自身が行った具体的なマーケティング戦略の事例を紹介いただきました。
西川さんは仰います。 「信と、言う漢字は人に言うと書き、儲と、言う漢字は 人に言う者と書く。
人に言う者が、儲けにつながり、儲ける者は、信を得てなりえ、信を得るには、人に言うことから始まる」と。
「儲ける」という言葉を題材にし、このようなお話しに展開するのが西川流。
また、「企業は、商売における勝ち組ではなく価値組である必要がある」と話は続きます。
勝ち組とは、戦いによって生まれるもので、AにBの要求を飲ませることで作られるもの。
価値組とは、商いによって生まれるもので、社会貢献度(数字に見えづらい)と経済貢献度(数字で見える結果)を両方を兼ね備えたものなんだそうです。
マーケティングの方法論だけでなく、マーケティングとは何のために存在するのか、その原点をも感じさせられるお話です。
講演中は視覚的に印象が残る工夫も多くされており、投影されたスクリーンに出た「CHANGE」という文字から、Gの部分のT(TABOO)を取るとCHANCEになる、という映像が出てきたときには、会場内で「おーっ」と声が上がりました。
西川さんの講演は、分かりやすいキーワード(例えば、偉人の名言、漢字の語呂合わせ、主催者様の経営理念など)を盛り込んで頂けるのも特徴です。
講演最後の質疑応答の時間も積極的に手が挙がり、聴講者を巻き込んだ、素晴らしい講演会となりました。
西川りゅうじんにしかわりゅうじん
マーケティングコンサルタント
商業開発研究所レゾン所長。1960年兵庫県出身。一橋大学経済学部(1984年)及び法学部(1986年)卒業。在学中に企画プロデュース事務所を起業。マーケティング戦略のエキスパートとして長きにわたり、産…