【研修トレンド通信136】
【月間レポート】「職場環境改善」がキーワード～9月のご報告～

　秋の研修・講演シーズンの初月、9月も振り返れば既に終わりを迎えました。夏日が長く続いていたせいか、なんだかあっという間に過ぎ去った9月だったように感じます。

　さて、9月の研修のお問い合わせを総括してご報告をさせて頂きます。9月は特に、お問い合わせのジャンルに偏りはありませんでした。色々なジャンルを満遍なく、という印象を受けました。
しかし、中でも目に付いたのは「メンタルヘルス」と「コミュニケーション」です。

　メンタルヘルスは、昨年までですと、夏にお問合せ頂くイメージがとても強くありました（第一回コラム参照）。しかし、今年は夏に引き続き、9月も週に1～2件はありました。おそらく、企業の考え方の中で「ストレスに対するケア」がより重要になってきたと考えられます。今後、少子高齢化社会に向かっていくと考えれば、現在確保している労働力は、大事にしなくてはいけないということなのかもしれません。

　続いて、「コミュニケーション」。コミュニケーションに関する研修と一口にいっても、その切り口は、大きくふたつに分けられます。ひとつは、営業社員向けに行う販促の為のものと、もうひとつは、特に受講対象を限定せずに行う社内向けのコミュニケーション研修です。後者はたとえば、コーチングや、上司と部下との関係についてなど、“社内コミュニケーション”全般を指します。
9月は圧倒的に、この“社内コミュニケーション”が多く、職場における対人関係、コミュニケーション改善に対する意識が強く感じられました。

　あわせて、特に目立ったと言うわけではありませんが、「モチベーション」に関するお問合せも相変わらず定期的に頂きます。ルーティンワークからの意識改革、もうワンステップ向上したいという際に、参考になるような考え方を講演して欲しい、そんなご要望がありました。

　こうして考えてみますと、特に目立った傾向はないけれど、全体の大きなフレームが見えてきます。メンタルヘルスもコミュニケーションもモチベーションも、「職場環境改善」というキーワードでくくることができます。 研修の意識が外へではなく、社内へ向いているということが9月の特徴であったようです。この流れは10月も続いているようで、既に今月も同じ「職場環境改善」を目的として研修の問い合わせがありました。

　 　「講演依頼,com」では、「職場環境改善」に関連した講師をピックアップし、特集としてご紹介しています。是非、この機会に職場環境について考え直してみてはいかがでしょうか。

（2007年10月2日 / 発信：「講演依頼.com」 研修チーム）