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【研修トレンド通信124】
『見て学べ』は既に死語

 今の時期、企業の多くは新入社員への対応に追われているのではないでしょうか? 新入社員は企業の未来を担う大切な人材という、会社の資産でもあります。
その新入社員、きちんと育てていると胸を張ることができる企業がどのくらいあるでしょうか?

新入社員は、入社式を終え、一通りのマナーや社内の業務に関しての研修が終わるといよいよ各部署へ配属となります。各部署でより具体的な業務を教え、教育していくことがOJTです。しかしながらこのOJT、未だにきちんと機能している企業は少ないのが現状です。企業によってはメンター制度を設けて、新入社員のサポートを行っているようですが、これだけでは現場で培われたノウハウを伝え、期待される人材へと育てるためには十分ではありません。加えて、昨今のスマートフォンをはじめ、携帯電話やタブレット端末などの発展により、わからなければ調べればいいという考え方が定着したせいか、「メモを取る」という行為自体が消滅しつつあるという新しい状況も生まれています。

 OJTでは、マニュアルだけでは語れない先輩からの業務における「口伝」とも言えるビジネス感覚やコツを教えてもらえる恰好の機会です。教える方も気持ちとしては、しっかり教えてやるから、しっかり覚えろという思いで向き合いますから、必然的に「なんでメモをとらないんだ!」となってしまうわけです。

 もっと言えば、OJTでは先輩の仕事ぶりを「見て覚える」ということもひとつの勉強になりますが、こちらも教えてもらうことがすべてという若者には、通用しません。既に「見て覚えろ」という言葉自体が死語となっているような気すらします。

ですが、こういう状況を悲観してはいけません。こうした現状だからこそ、OJTをしっかり機能させ、『見て学べ』の通用する新入社員へと育てることができれば、他社の新入社員とは違いスタートダッシュをかけることができます。ゆくゆくは自社を背負って立つために採用した社員なのですから、しっかり育てないと損です。 また人事と現場の温度差を埋めることもOJTをうまく回すためには重要な事項です。 人事は、「なんでもっと現場でしっかり育ててくれないんだ」と思い、現場では「もっと人事でしっかり教育してから送り出して来いよ!」と嘆く。こうした間で新入社員が振り回されているのも事実なのです。

 御社のOJTは本当に機能していますか? 今一度、この機に見直しをしてみるべきかもしれません。

(2012年4月26日 / 発信:「講演依頼.com」 研修チーム)

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講師:河合太介プロフィール

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