【研修トレンド通信066】
体験学習が絆を深める―脳科学調査でも実証された研修スタイル―

　大阪のテーマパーク、ユニバーサル・スタジオ・ジャパンを運営するユー・エス・ジェイがテーマパークで家族や恋人、友人らと遊ぶと絆がより深まるという発表をしました（2009年7月4日「ＯＲＩＣＯＮ ＳＴＹＬＥ」）。
これはテーマパークで遊ぶことで感情や情緒をつかさどる右脳を中心に活性化することが要因で、このことを心理測定の結果とあわせると上記のようなことが推測できるのだそうです。

　確かに、修学旅行をきっかけに仲良くなったり、大人になってからも同じプロジェクトチームで仕事をしたことで人間的な距離が縮まることはよく聞く話です。それが脳科学的に証明されたということですね。

　こうしたことと同じ効果が、実は研修でも作り出すことができます。テーマパークで遊ぶということは「皆で同じ体験をする」ということなので、これを同じ目的・効果を持ったものに置き換えることは可能です。例えば、参加型講演によくあるグループワークも同じ効果が期待できます。グループワークは、数人のグループで作業をすることで意見交換をすることのメリットが主に着目されますが、もうひとつグループでの一体感の醸成というメリットもあります。ですから、研修では普段の業務で一緒に組んでいるチームでグループを作ってもらい、チームとしてのコミュニケーション力や一体感を高めてもらうように、プログラムを組むこともよくあります。

　何か一緒に作業をするということは、同じ目的を共有し、同じ目標を持って進むというチームに必要な状況を作り出しやすいのです。またテーマパークという＜楽しむ＞という要素が加わると、各人が心を開きやすい状況が生まれるので、より相手との距離を縮めるスピードが加速するという訳です。

　「講演依頼.com」では、このテーマパークの事例を再現できるアクション・ラーニングのプログラムをご紹介しております。 難しい準備も場所もいらず、ちょっとしたことで同じ体験ができます。社内の一体感を作り出せずに困っている、チーム意識が薄いという企業にはぴったりです。是非ご検討くだい！

（2009年7月8日 / 発信：「講演依頼.com」 研修チーム）