先日、私は「環境ビジネスの最新状況」の理解を深める為、勉強会に参加してまいりました。
その勉強会で感じたのは、
『最新技術があっても、その技術を扱う意識が足りなければ、
世の中にも普及しなければ、世に出る事もない。』
という現実でした。
勉強会では「最先端のバイオ技術」を応用して、トイレなどの排水から汚泥処理過程をなくしてしまう、
というビジネスモデルをもった社長様が講演されました。
その方は、
「財政難に苦しむ市町村を救う為」
「(大災害が起こったときの経験を踏まえた)より安全でエコな生活を市民が送れる為」
など様々な夢や情熱でお話になられました。
しかし、「それが何故か『役所』などで受け入れていただけない」現実もお話になられました。
いろいろな関係があり、受け入れていただけないようなのですが、
「無駄な支出をなくそう」「環境立国にしよう」という、
日本で上記のような事が起こっている事に、私はびっくりしてしまいました。
最新技術があっても、それを扱う為の「意識」や「志」が抜けてしまっており、
うまく活用できていないのです。
もっとびっくりしたのがその勉強会の後日、
テレビで北欧の国でいかに「環境配慮が進んでいるか」という紹介の際に、
アイデアとしてはほとんど同じ「家庭用のバイオ排水処理機」が紹介されていたことです。
既に、家庭用まで普及している国家がありながら、
日本は役所で止まってしまって、
採用が出来ていないというその現実にショックを受けてしまいました。
環境技術が優れているとされている、日本の技術。
その技術を埋もれさせたり、今後より開発に力を入れていくような下地作りを
先ずは『意識』から変えていきませんか?
技術が埋もれてしまう環境には、
高い環境技術を育む天才は生まれる事もなく、
高い環境技術をもった国という称号はなくなってしまうのではないか、
そんな危機感を覚えた、勉強会での話を紹介させていただきました。
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