「フードマイルズ」という環境用語を耳にしたり、記事などでご覧になっている方も多いかと思います。
これは「フード(食料)が旅をしたマイル(移動距離)」、
つまり一つの食品が原産されたところから加工される箇所を含めて、
最終的に口に運ばれるまでの距離を表しています。
同じような言葉で、日本の農林水産省「農林水産政策研究所」が、
食品の多くを輸入に頼ってしまっている日本の現実をより深く把握する為に、
「フードマイレージ」という考え方で、食品原産国から輸入国までの輸送距離を試算しております。
農林水産省のHPに、2001年の「フードマイレージ」数値が公表されておりますが、
日本は比較している他5カ国より、圧倒的にその輸送距離が長いことが伺えます。
私たちの「食生活」を考える上で、環境問題は非常に身近で、
決して他人事ではない事ことが分かります。
この問題を民間レベルで解決されようとされているお二人の講師をご紹介させて頂きます。
お一人目は、世界最優秀ソムリエコンクールにて優勝され、
多くのメディアで活躍されている【田崎真也】さんです。
田崎さんは「レストラン創作和食T」というお店を展開されております。
「レストラン創作和食T」では、東京都産の食材のみを使った創作和食と、
東京都産の飲み物のみを提供しております。
お店の場所は”東京で初めて電波を発信した愛宕山の頂上”。
「東京」というキーワードにとことんこだわったお店です。
田崎さんは
「その地域に根付いた食材があり、その根付いた食材こそおいしいもの」というお考えをお持ちです。
この考えは講演会でもお話して下さり、
「地産池消」は、それぞれの地域の文化や誇りを守っていく事にもつながると説いて下さいます。
もうお一人は、銀座にて良質のハチミツを大量生産することに成功している
「銀座ミツバチプロジェクト」の設立者でもあり、
現在、副理事長を務められている
【田中淳夫】さんです。
都市と自然環境との共生を目指し、
2006年に銀座の屋上で養蜂をスタートした銀座ミツバチプロジェクト。
銀座の菓子メーカーさんやバーなど、様々なお店にそのハチミツを卸され、
「地産地消」という
銀座の消費に変化を生み出した革命的な事業です。
技術向上により、ハチミツの生産量も年々増えており、多くのメディアで取上げられております。
田中さんはご講演で、その話題性のみならず
「本物を作る」という想いがこの事業の成功の裏にあるということもお話して下さいます。
お二人のお話は、メディアを通してではなく、目の前で直接聞いて頂くと、
より事業に対する熱意と「地産地消」に対しての考えを身にしみて感じる事ができます。
是非、このようなテーマにて講演講師をお探しの場合には
今回お薦めしました講師の方々をご検討頂けると幸いです。 |