講演依頼.com 環境担当発 『環境講演トレンド』 2009/8/5

Vol.17 「講演依頼.comに多い『農業』問い合わせ」


ここ数ヶ月、私どもへ講演講師を相談いただくなかで
「農業について話せる講師はいますか?」というものが多くなっております。

今年の1月あたりから、女優の方など著名人が自身で野菜を栽培される様子や、
田舎生活に魅せられた「農業ギャル」などがメディアで取上げられる機会が
増えたのが一つの要因なのかもしれません。
また、昨年には田中義剛さんが手がけられた
「生キャラメル」などが製菓業界最大のヒット商品になったりと、『農業』は、最近話題には事欠きません。

ここで、『農業』についてお話いただける講師を三つの分類に分けて、
ご紹介させていただききたいと思います。
今後、農業・Agribusiness(アグリビジネス)について講師選定をされる際に
ご参考いただけますと幸いです。

一つ目は、田中義剛さんのような「農業・酪農」にて成功されている実業家。
こちらは多くの方々がその成功例を次の世代に伝え、後世の育成の為「勉強塾」
などを設けていらしたり、書籍などを通じてメッセージを伝えられています。
共通しておっしゃっているのは「細かい事を継続する事」が大事と
いう事。他にもたくさんメッセージがありますが、この「細かい」と「継続」
という言葉は、講演でも度々伝えられており、
それだけ、食物というのは育てるのに根気がいるのだと、
私も講演会にて毎度感じております。

二つ目の分類は、「地産地消」「食糧問題」など生活改善活動や社会事情についてお話くださる方々。
例えば、田崎真也さんは「地産地消」の概念のみをお話になるだけではなく、
実際に「Tてぃ」という東京都産の食材、飲み物のみを提供するレストランを
東京にかまえられ、実践されていらっしゃいます。
講師の方が、共通しておっしゃっているのは「食物の廃棄率を下げたりなど
少しの工夫、考え方で問題は少しでも解消できる。大切なのはその認識と意識的行動」との事。
講演会で投げかけられたメッセージは、必ず聴講された方々に変化をもたらす事でしょう。

最後に、環境コンサルタントなど、バイオ技術などを使ったり、新たな農業技術を用いて、
農業マーケットにおいて成功を収められている方々。
こちらは、あまり一般の方々向けのイベントでは講師招聘希望を
いただかないですが、新規ビジネス開拓や投資先を求められている投資家
向けのセミナーにお薦めです。
こちらの分類の方々が共通しておっしゃっているのは「新しい技術が環境にいい
というだけでは売れない。環境に良くて実用的であるという事が成功の秘訣」との事。
講演会や勉強会にて繰り返しおっしゃっております。

流行している本格的で実践的な『農業』講演から、農業ビジネスの現実や厳しさを学んだり、
エコのアイデア、スローライフなど『農業』を取り入れたライフスタイルの講演会から
個々人の人間性を幅広く高めるための要素を感じてみてはいかがでしょうか?


<農業関連お薦め講師>
田中義剛(タレント/酪農家/花畑牧場代表)
 
「生キャラメル」をはじめとした、自社製品も大人気!
田崎真也(ソムリエ)

 地産地消を提唱する、日本を代表するソムリエ



(発信: 講演依頼.com 環境担当)

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