講演依頼.com 環境担当発 『環境講演トレンド』
Vol.2  “もったいない”という日本語を今こそ見直してみませんか??

 ノーベル平和賞受賞者でケニアの元環境副大臣のワンガリ・マータイさんは、京都議定書の行事で来日された際に、日本語に「もったいない」という言葉があることを知りました。その意味を知ったマータイさんは、日本人がかつて持っていた「もったいない」という考え方こそ、環境問題を考えるにふさわしい精神として感銘されたそうです。

 そして現在、『MOTTAINAI』は、もはや世界共通の言葉として浸透しつつあります。その理由として、世界で深刻化する環境問題において、「もったいない」という言葉が複数の意味合いを持つからだと考えられています。

  廃棄物をできるだけ出さない社会をつくるための基本的な考え方である「3R」(=消費削減(リデュース)、再使用(リユース)、再生利用(リサイクル)・修理(リペア)>。これを1語で表せるのも「もったいない」だけです。また、自然や物に対する敬意、愛などの尊敬(リスペクト)が込められており、日本語の意味の重さ、深さを感じずにはいられません。

 私達が環境に対してできること。それは、日本人がもともと持っている精神、「もったいない」を思い起こしてみることから始めてみませんか?


  (発信: 講演依頼.com 環境担当 森川由布)

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