講演依頼.com 環境担当発 『環境講演トレンド』
Vol.1  環境関連の講演が増えている理由

 この数年で急激に「環境にやさしい~」、「チーム・マイナス6%」など環境に関する言葉が浸透しました。
 私たち一般消費者側も、金額が同じ位なら環境に配慮したものを手にしたり、買い物をするときは、レジ袋ではなく、エコバックを持つなど、生活の中で出来る限りの範囲で少しずつ環境を意識するようになりました。

 その理由として、二酸化炭素(CO2)削減を実行に移す時期(※注1)が来年に迫っていることで、メディア側が環境問題を大きく取り上げたり、さらには、2008年7月に北海道洞爺湖サミット(※注2)の開催を控えていることにより、日本の環境問題への取り組みや、どのようにイニシアティブを取っていくのかがなどが、より一層注目されてることなどが考えられます。

  しかし、20世紀は経済・産業の発展に執着し、それを良しとしてきた日本ですから、まずは国民の意識改革が必須です。また、環境省は2006年10月17日、2005年度の日本の温室効果ガス総排出量速報値を、京都議定書の基準年である1990年度の総排出量比に比べて8.1%上回ったと発表しています。その報告で危機意識が一層高まったことによって、行政では環境フォーラムを実施、企業では環境に配慮した商品であることを販売促進のPRとして組み込むイベントを実施するなど、環境意識向上のための講演やイベントが盛んに行なわれるようになりました。

 環境問題は私たちの生活に直結・密着した身近な問題です。講演は、それに気付いて、感じて、行動に移してもらうための一つのきっかけづくりに最適です。まずは本当の情報を知り、始めの一歩を踏み出すことから始めてみませんか?


  (発信: 講演依頼.com 環境担当 森川由布)

※注1: 1997年の地球温暖化防止京都会議で、地球温暖化の主な原因とされている 温室効果ガス(CO2などの6種類)削減目標を各国で公約に掲げ、 日本は6%を削減することが義務づけられました(京都議定書)。そしてその第一約束期間として2008年から2012年の間、公約国は実行に移すことが決まっています。

※注2
: 北海道洞爺湖地域で7月7日から9日までG8サミット(=日、米、英、仏、独、伊、加、露8か国の首脳及びEUの委員長が参加して毎年開催 される首脳会議のこと)開かれ、地球環境問題が大きなテーマになります。