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講演依頼.com 環境担当発
『環境講演トレンド』 |
2008/12/19 |
Vol.10 グリーンコンシューマーになろう! |
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最近、環境に配慮した、環境にやさしいと謳った商品が多いですよね。
また、第三者機関の厳しい審査によって認可された商品で、
エコマークが表示された商品も徐々に増えてきています。
それだけ消費者が環境を意識しながら商品を選ぶようになったと言えるのではないでしょうか。
ところで、皆さんは、グリーンコンシューマーという言葉を一度は耳にしたことがあると思います。
グリーンコンシューマーは1988年9月、イギリスのジョン・エルキントンとジュリア・ヘインズが
共著で『グリーンコンシューマー・ガイド』を出版したことがきっかけで、徐々に世界に広がっていきました。
当時、ヨーロッパはチェルノブイリの原発事故や北海でのアザラシの大量死、ライン川の汚染、
酸性雨の深刻化など、さまざまな環境危機が相次ぎ、人々の関心を集めた時期でした。
しかし、日々の暮らしの中から何をしていいのかわからない、というのが多くの人の思いでもあり、
市民の道しるべとして発行されたのです。
実は、日本でも『地球にやさしい買い物ガイド』(講談社)や、
「グリーンコンシューマーになる買い物ガイド」(小学館)が発行されています。
企業はどうしても営利を求めるものです。
そして、私たち市民には「購入」という力があります。
環境負荷の少ない商品を選ぶ、環境対策に熱心なメーカーや商店を選ぶことができます。
そうして企業にニーズとして求めていくことで、
「環境に配慮した商品の開発・生産・販売=利益につながるもの」という意識に転換し、
もっと「環境に配慮した商品」への研究・開発、生産・販売が活発化させることができるのです。
つまり、1人の消費者としては、わずかな力しか持たないかもしれませんが、
購買力をもった消費者が集団となり、求めていくことで、企業の考え方も変わっていくのです。
まだまだ、今、何をしたらいいのか分からない方も多いと思います。
まずは講演という道しるべを活用し、出来るだけ多くの方々に、
正しい環境問題の現状を把握してもらい、少しずつ意識変えてもらい、
行動に移し、求めていく力を育てていきませんか?
(発信: 講演依頼.com 環境担当 森川由布)