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講演依頼.com 環境担当発
『環境講演トレンド』 |
Vol.8 カーボンオフセットとは? |
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年賀状や旅行会社の企画商品、自動車など、“カーボンオフセット”を適用した商品が増えてきました。
聞いたことがあるという方も多いのではないでしょうか。
世界的なアーティストとしても有名な坂本龍一さんも、
ライブで排出したCO2や、飛行機で移動する際に排出されるCO2などを、
なんとご自身でカーボンオフセットする取り組みをされているというテレビのインタビューを見ました。
さて、問題の“カーボンオフセット”とは、果たしてどのような仕組みなのでしょうか?
今更聞けなくなる前に・・・今のうちにちゃんとカーボンオフセットについて
理解を深めておこうと思い調べてみました。
カーボン・オフセットの仕組み
<訳>カーボン=二酸化炭素=CO2、 オフセット=打ち消す
(1) 私たちの日常生活や経済活動から排出されるCO2をできるだけ、排出量を少なくする努力をする。
(2) カーボンオフセットしたいCO2削減プロジェクト
(世界さまざまな国でプロジェクトがあり、植林・森林保護・クリーンエネルギーなどがある)を選ぶ。
※個人や企業向けに、カーボンオフセットの実施を代行する事業団体、
「カーボンオフセットプロバイダー【排出権提供元】」があり、
プロバイダーによって扱っているプロジェクトが違ってきます。)
(3) (1)’の努力の中でどうしても排出されるCO2排出量を算出する。
この排出量をオフセットするためにCO2クレジットという形で金額に換算。
(4)オフセットプロバイダーがCO2削減クレジット(排出権)の売買をすることで、
(2)’のCO2プロジェクトの事業運営費用として使用されます。
(5)この一連の流れをカーボンオフセットといい、プロジェクトに資金を提供することで、
排出しているCO2をオフセットしたことになります。 |
これらのカーボンオフセットは一例ですが、
これからはもっと年賀状や旅行会社のような環境ビジネスが活発化していきそうです。
環境問題をビジネスに転換するヒントを講演で考えてみてはどうでしょうか。
(発信: 講演依頼.com 環境担当 森川由布)