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石井久哉

石井久哉石井久哉いしいひさや

国際連合監査部 監査役

石井久哉

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1980年東京海上火災保険入社。英国留学、フランクフルト駐在、経済協力開発機構(パリ)出向、国際通貨基金(ワシントンD.C.)勤務。
2015年東京海上火災の60歳定年を目前に、競争試験を勝ち抜き国際連合監査部に転職。ナイロビで3年弱勤務した後アンマンに異動。国際連合の難民支援活動の監査を監査チームのチーフとして担当しており、人事考課において上位2%の最優秀にランクされる。
金融セクタースペシャリストとしての評価も高く、世界銀行のコンサルタントを2度務める。経済協力開発機構での著作も多くいずれもベストセラーとなる。

出身・ゆかり

専門分野

国際機関/海外勤務/グローバル人材/キャリア/進路

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経歴

1980年
東京大学法学部卒業、東京海上火災保険(現東京海上日動火災保険)株式会社入社。 
1987年
英国留学。ノッティンガム大学、シティー大学ビジネススクールにて、保険研究・保険経営の学位を取得。 
1990年
フランクフルト(ドイツ)駐在員事務所首席駐在員。ユーロ圏における投資活動に従事。 
1995年
経済協力開発機構(OECD)(パリ、フランス)にエコノミストとして出向。  
2002年
公益財団法人国際金融情報センター(JCIF)(東京)にアジア第一部長として出向。 
2005年
国際通貨基金(IMF)(ワシントンD.C.、米国)にてアドバイザーとして勤務。  
2007年
東京海上ホールディングス・東京海上日動火災保険株式会社上級内部監査役。
 
2015年
東京海上日動火災保険株式会社退職。国際連合監査部にて監査役として勤務(2017年12月まではナイロビ(ケニア)、2018年1月以降はアンマン(ヨルダン)に常駐し、国際連合の難民支援活動の監査を監査チームのチーフとして担当)。
 

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主な講演テーマ

海外で勤務するということ

海外で勤務するということ

提供する価値・伝えたいこと
海外で働くことの最大のメリットは、視野が広がり、日本を客観視できることにある。海外で生活した人の多くは、日本をより好きになり、愛国心が増している。
国際機関で働くことのメリットは、国益や会社の利益に縛られずに判断ができること、自分の仕事に影響力がありやりがいがあること、通常ではできない経験ができることである。
国際機関で働くことのデメリットは、家庭の維持が容易ではないこと。圧倒的に国際結婚が多く、離婚率が高い。
海外に赴任する前に、語学に加え、その国の歴史(その国やその人々がどういう歴史を経ているのか)を理解しておくことが重要である。
海外においても、日本人の良さをきっちり出し、チームワークを重んじ、正確で迅速な仕事を行うように心掛けている。これは、周囲からも評価される。
海外では、阿吽の呼吸が通じないので、気に入らないことは「気に入らない」ときちんと伝える。その代わり、日本では当たり前のようなことでも、満足行く出来であれば、余分に褒める。
コミュニケーションの取り方に国による相違点はあるが、好まれる言動や嫌われる言動は万国共通である。日本で嫌われる人は海外でも嫌われる。褒められることを嫌がる人はいないので、極力、褒めるように努める。
日本では、職場で無用な対立を生まないという配慮からか、職場で「何党を支持する」ということは言わないが、海外の職場においては、政治に関する議論を活発にする。海外においては、大人なのに政治が判らないということはあり得ないので、聞かれたら自分の見解をしっかり言うことが求められる。
日本だけではなく世界的に見られる現象として、海外駐在中は大きな仕事を任されていたのに、帰国後、裁量の幅が急に小さくなって自分がとても小さくなったように感じ、退職してしまうということが起こる。予防策として、「今は海外にいるからこそ、こんな大きな仕事を任されている。ありがたいことだ。」と自分に言い聞かせておくということが挙げられる。

根拠・関連する活動歴
海外勤務歴18年半、海外勤務地6ケ国に及び、主要国際機関と民間企業での勤務歴がある上、先進国と発展途上国での勤務歴があるので、国際公務員と民間企業社員の立場の違い、先進国と発展途上国のハードシップの違いという観点も含め、海外赴任に際しての留意点、海外勤務のメリット・デメリット、異文化集団におけるコミュニケーションの取り方、帰国後に陥りやすい虚脱感とその対処方法を、様々な角度から実体験を踏まえて論じることができる。

グローバル人材に求められるもの

グローバル人材に求められるもの

提供する価値・伝えたいこと
日本企業での勤務経験に加え、主要国際機関(国際連合、国際通貨基金、経済協力開発機構)で勤務した経験を踏まえ、「何ができる人をグローバル人材と呼ぶのか」を論じた上、グローバル人材にはどのような資質が求められるのかを、仕事の進め方、専門性、コミュニケーション、語学力、職場でのご法度などの観点から具体的に説明する。

内容概略
*グローバル人材の定義:「多国籍集団をリーダーとして率い、上司の補助を得ずに組織としての見解を対外的に表明できる人」をグローバル人材と呼ぶ。
*多様性の尊重:国際連合は職員に3つのコア・バリューを求めているが、国際連合の特色を表しているのがRespect for Diversity(多様性の尊重)である。国際連合は多国籍集団なので、多様性の尊重がないと組織そのものが成立しない。国際連合にはポストとJob Description(職務記述書)があるだけで、そのポストに就いている人の性別、年齢、人種、国籍、宗教などは全く問題にしない。国際連合でなくても、外国人の上司、同僚、部下を持つ人には、多様性の尊重は必要不可欠である。
*専門性:海外においては専門性を非常に大切にするので、「自分は組織に対して、どのような専門性を通してどのように貢献できるのか」が明確でなければならない。日本人は海外勤務というと語学の方に注意が傾きがちであるが、本当に大切なのは専門性である。海外においては、局長クラスも専門性において部下を凌駕している。
*日本人の仕事は評価される:日本人の良さをきっちり出し、チームワークを重んじ、正確で迅速な仕事を行えば、周囲からも必ず高く評価される。
*不満は明確に伝え、余分に感謝し褒める:海外では阿吽の呼吸が通じないし、「そこの所よろしく」的な指示では管理能力を疑われる。また、気に入らないことは「気に入らない」と上司、同僚、部下にきちんと伝える必要がある。その代わり、日本では当たり前のようなことでも、満足できるのであれば、余分に感謝し余分に褒める。コミュニケーションの取り方に国による相違点はあるが、好まれる言動や嫌われる言動は万国共通である。日本人の他人を思いやる気持ちは高く評価されるので、ここでも日本人の良さを出す。また、褒められることを嫌がる人はいないので、極力、褒めるように努める。
*ご法度:日本の職場の人間関係は濃密過ぎることを認識しておく必要がある。日本では、昼食を一緒に取るだけではなく、夜の付き合い、さらには週末の付き合いもある。海外では、夜や週末の付き合いはまずない。外国人を部下に持った場合など「飲む二ケーション」などと濃密な人間関係を求めないことも大事である。セクハラやパワハラと受け取られるおそれさえある。
*自分の見解を明確に表明できる必要がある:海外の職場においては、支持政党など政治に関する議論を活発にする。海外においては、大人なのに自らの政治的意見を表明できないということはあり得ないので、聞かれたら自分の見解を明確に表明できる必要がある。
*英語での文書作成能力が大切:英語をペラペラと話すことよりは、ビジネスの現場においては、論理的で判りやすく、しかも簡明な文書を英語で作成する能力が大切である。日本の企業においても、しっかりとした社内メモを書くことのできる人とそうではない人との差が大きいのと同様である。

根拠・関連する活動歴
海外勤務歴18年半、海外勤務地6ケ国に及ぶが、このうち12年半は国際連合、国際通貨基金、経済協力開発機構という国際機関の中で、外国人に囲まれて勤務してきた。帰国子女ではなく海外旅行を初めてしたのも26歳の時と遅いスタートではあったが、国際機関で生き抜くすべを工夫して試行錯誤しているうちに、筆記試験、面接試験とも英語で行われる国際連合の競争試験を勝ち抜くことができるようになった。また、国際連合においては、人事考課において上位2%の最優秀にランクされている。

グローバル人材の育成

グローバル人材の育成

提供する価値・伝えたいこと
日本企業での勤務経験に加え、主要国際機関(国際連合、国際通貨基金、経済協力開発機構)で勤務した経験を踏まえ、「何ができる人をグローバル人材と呼ぶのか」を論じた上、グローバル人材にはどのような資質が求められるのかを、仕事の進め方、専門性、コミュニケーション、語学力、職場でのご法度などの観点から具体的に説明し、最後にグローバル人材をどのように育成するのかについて提言を行なう。

内容概略
*グローバル人材の定義:「多国籍集団をリーダーとして率い、上司の補助を得ずに組織としての見解を対外的に表明できる人」をグローバル人材と呼ぶ。
*多様性の尊重:国際連合は職員に3つのコア・バリューを求めているが、国際連合の特色を表しているのがRespect for Diversity(多様性の尊重)である。国際連合は多国籍集団なので、多様性の尊重がないと組織そのものが成立しない。国際連合にはポストとJob Description(職務記述書)があるだけで、そのポストに就いている人の性別、年齢、人種、国籍、宗教などは全く問題にしない。国際連合でなくても、外国人の上司、同僚、部下を持つ人には、多様性の尊重は必要不可欠である。
*専門性:海外においては専門性を非常に大切にするので、「自分は組織に対して、どのような専門性を通してどのように貢献できるのか」が明確でなければならない。日本人は海外勤務というと語学の方に注意が傾きがちであるが、本当に大切なのは専門性である。海外においては、局長クラスも専門性において部下を凌駕している。
*日本人の仕事は評価される:日本人の良さをきっちり出し、チームワークを重んじ、正確で迅速な仕事を行えば、周囲からも必ず高く評価される。
*不満は明確に伝え、余分に感謝し褒める:海外では阿吽の呼吸が通じないし、「そこの所よろしく」的な指示では管理能力を疑われる。また、気に入らないことは「気に入らない」と上司、同僚、部下にきちんと伝える必要がある。その代わり、日本では当たり前のようなことでも、満足できるのであれば、余分に感謝し余分に褒める。コミュニケーションの取り方に国による相違点はあるが、好まれる言動や嫌われる言動は万国共通である。日本人の他人を思いやる気持ちは高く評価されるので、ここでも日本人の良さを出す。また、褒められることを嫌がる人はいないので、極力、褒めるように努める。
*ご法度:日本の職場の人間関係は濃密過ぎることを認識しておく必要がある。日本では、昼食を一緒に取るだけではなく、夜の付き合い、さらには週末の付き合いもある。海外では、夜や週末の付き合いはまずない。外国人を部下に持った場合など「飲む二ケーション」などと濃密な人間関係を求めないことも大事である。セクハラやパワハラと受け取られるおそれさえある。
*自分の見解を明確に表明できる必要がある:海外の職場においては、支持政党など政治に関する議論を活発にする。海外においては、大人なのに自らの政治的意見を表明できないということはあり得ないので、聞かれたら自分の見解を明確に表明できる必要がある。
*英語での文書作成能力が大切:英語をペラペラと話すことよりは、ビジネスの現場においては、論理的で判りやすく、しかも簡明な文書を英語で作成する能力が大切である。日本の企業においても、しっかりとした社内メモを書くことのできる人とそうではない人との差が大きいのと同様である。
*英語を書く能力をどのように磨くのか:論理的で簡明な文章を日本語で書けない人は英語でも書けないので、日本語を書く時も、自分の文章が「論理的であるか」「判りやすいか」「簡明であるか」を常に意識する。また、英文を書く時は、短いEメールであっても貴重な機会と心得て、「論理的であるか」「判りやすいか」「簡明であるか」を常に意識する。
*グローバル人材をどのように育てるのか:グローバル人材は座学で育つものではないが、知っておいた方が良いポイントは明らかにあるので、ガイダンスの機会を与える。また、海外派遣するにしても、派遣先の職員の多数を日本人が占めていると、あまり意味がない。海外拠点においては、経営幹部と若手社員の間に立つ中堅社員が、若手社員の良いメンターになることも求められる。こうした際には、中堅社員はグローバル人材として成熟している必要はなく、自らも試行錯誤中であっても構わない。中堅社員、若手社員の双方に気付きの機会があり、お互いに自らをより客観視できる環境が大切である。

根拠・関連する活動歴
海外勤務歴18年半、海外勤務地6ケ国に及ぶが、このうち12年半は国際連合、国際通貨基金、経済協力開発機構という国際機関の中で、外国人に囲まれて勤務してきた。帰国子女ではなく海外旅行を初めてしたのも26歳の時と遅いスタートではあったが、国際機関で生き抜くすべを工夫して試行錯誤しているうちに、筆記試験、面接試験とも英語で行われる国際連合の競争試験を勝ち抜くことができるようになった。また、国際連合においては、人事考課において上位2%の最優秀にランクされている。

主な実績

講演実績

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