2017年03月15日

中小企業は売上増より「利益増」を目指せ

中小企業の生産性

※「2016年版中小企業白書」概要より

大企業より稼ぐ中小企業

中小企業でも大企業より労働生産性が高く、稼げる企業があります。製造業では約1割、非製造業ではなんと約3割の中小企業が、大企業平均以上の労働生産性をあげています。

大企業をマネするのは危険

証券取引所に上場している大企業であれば、株主から毎年増収増益を期待されます。特にマーケットシェア拡大を至上命題としている、コモディティーグッズや消費材関連の製造業や小売業だと前年に対してつねに何%かの増収を求められるものです。それを実現していくためには、新製品開発費や広告宣伝費に相当な投資をする必要があります。
一方中小企業では、イノベーションを起こすような製品開発や多店舗化は困難で、危険ですらあります。

売上増より「利益増」を

そこで私は中小企業の経営者の方々には、無闇な拡大や売上増を目指すのではなく、利益アップをお薦めしています。それもお金を掛けずに、です。ボトムで利益が残ることが、経営者、従業員双方が幸せになることと信じているからです。中小企業にとって利益アップの近道は「ブランディング」です。

会社には「売上総利益」(一般には“粗利益”と呼ばれる)「営業利益」「経常利益」と大きく3つの利益がありますね。仮に一般管理販売費を据え置き、ブランディングによって粗利益をアップできたとすれば、会社にとって非常によい影響がでます。ROEも自動的にアップします。客数、すなわち市場を拡大することが難しい状況では、客単価を上げることが売上アップに、製品単価を上げることが、利益アップに繋がります。実はブランディングによって客単価アップと粗利益アップの両方が実現できます。

ブランディングによる利益アップの具体的は事例は次回ご紹介したいと思います。