2018年12月07日

もう「メリークリスマス」は使わない?欧州企業(ビジネスマン)のクリスマス〜年末年始の過ごし方

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以前のコラムで、欧州企業では、年次有給休暇(5週間〜6週間)を100%消化しなければ企業側に罰則がある、と言うお話をしました。

欧州のクリスマス~年末年始

一般的な欧州企業で働くビジネスマンやウーマンは、クリスマス前から新年1月2日ないし3日まで休暇を取ります。 今年で言えば、12月22日(土)から1月2日(水)辺りまでが標準的です。

日本から見ると“長いなあ”と感じるかもしれませんね。

しかし日本だって嘗ては“松の内”まで、すなわち松飾りの取れる1月7 日までは普通に休んでいたわけです。(関西では15日)

それがいつの間にか、どんどん休暇が短くなり、今では4日始業の会社が主流になってしまいました。

小売店舗も、ダイエーとイトーヨカドーが1996年に元旦から店を開けたのを皮切りに、百貨店も追随し、日本人のお休みはどんどん短くなってしまいました。

欧州のビジネスマンにとってクリスマス休暇こそ、日本の年末年始の過ごし方と似ています。

欧州人では多くがキリスト教徒ですから、イエス・キリスト降誕祭は、パーティーを開いて大騒ぎするものではなく、教会に赴いて祈りを捧げ、自宅に戻り、家族で静かに過ごすべき休暇なのです。

「メリークリスマス」は使わない?

でも欧州では、「Merry Christmas」と言うお決まりの挨拶やカードはすっかり姿を消しました。

国籍は欧州人であっても、イスラム教やユダヤ教の人たちは数多いますので、彼ら、彼女たちに配慮をして、同僚や知人にも、無闇に「クリスマスおめでとう!」は言いません。ましてや、商業施設などに同様の文句は掲げられません。

そこで、便利な表現を使うことになります。

「お祭りおめでとう」「素晴らしい休暇おめでどう」「楽しい一時を」といった具合です。

ですからみなさんの中に、もし欧州の取引先にカードを送るのであればメッセージには十分に注意をして下さいね。