No.15  黒川伊保子 / 読む講演会 クローズアップパートナーNo.15 黒川伊保子 /“読む講演会”クローズアップパートナー

男女は脳が違う。それがわかれば、人生が変わります No.15 脳科学コメンテイター 黒川伊保子

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男性と女性は、見えている範囲が違う

No.15  黒川伊保子

最後に「男女の眼球制御の違い」もお話しておきましょう。「物を見る」ということに関して言うと、男性と女性は守備範囲をきっぱりと分けています。男性は3mよりも外側の動くものに瞬時に眼球が合うように眼球制御しているんです。シュッて合っちゃう。それに対して女性は、半径3m以内の動きが緩慢なもの、動かないものを面で潰して舐めるように見て、針の先ほどの変化も見逃さない。それを何時間も続けることができるんです。眼球が向こうに行かない。

このおかげで、男女はちょっと守備範囲が違うわけですね。離れたもの、動くものに瞬時に合う三次元定型認識の男性脳は、空間全体を瞬時に把握して、距離感を計ることができます。あと、動くものに瞬時に目がいくので、危険察知の能力も高いです。女性は、赤ちゃんの顔色がちょっと変わっても見逃さない。そういう物の見方をします。昔、私が就職した35年前ぐらいは、コンピューター会社でプリント基盤の組み上げをしているのは、全員女性でした。今は、もう機械でやるんでしょうけれども。全員女性である理由があったんですよ。「ここに6時間集中できる」なんていうのは、女性脳の眼球制御じゃないと、すごいストレスがかかる。男性はできなくないんだけど、あっち動こうとする眼球を戻しながら、この作業をするので、大変だと思います。やっぱり適性はあるんですね。

冷蔵庫の扉を開けて見る場所も違います。私も経験がありますが、冷蔵庫からこれを取ってきて、と夫に頼むと「ない」と言うんですが、奥の方に入った海苔の瓶を「お前、これ3か月前に切れてるぞ」とか言って持ってくるわけです。頼んだものは目の前にあるのに、なぜ賞味期限切れの食品だけは見つけるのか、「嫌がらせだ」と思っていたんですが、物の見方が違ったんですね。

デートのときも女性を壁際に座らせて、自分は店内を見渡せる位置に座るな、と若い男性には教えています。なぜなら、店内を見渡せる位置に座ると、眼球が他の女性に行っちゃうんです。見ようと思って見てるんじゃなくて、3m外の動くものに目が行ってしまう。でも、目の前の女性からしてみたら、「自分に集中してない感じ」がして嫌なんですね。これは、自動車販売会社のショールームのスタッフにも教えます。女性のお客様に説明するとき、女性を店内が見渡せる方にしなさい、壁際に立たせなさい、と。そうしないと、そのお客様に集中している感じがしないから。好感度がどんどん下がる。

ドライブしていても喧嘩になります。「あなた、そこ左」って言ったのに、その先を左に行くから、必ず。そこ左って言ったときに、見ている場所が違うんです。言ったときに私が見てるのは40m先、彼が見てるのが60m先だったりするから。

相手のことがわからない夫婦は、最高のペア

夫婦は、一般の男女よりも解離します。惚れて発情するのは、免疫抗体の型の遺伝子が遠く離れた自分とは違う人なんです。まったく違う人です。だから、会社の女性には話が通じるが、妻には通じない、ということが起こるわけですね。特に、指示代名詞は通じない。あれ、これ、それ、あそこ。これは、ずれることになっているんです。型が違うから。どうしてそんな2人が一緒にいるのか、と思いますが、意味があるんです。これこそが、自然界の神様が私たちの脳に施したプログラミングなんです。すべてのプログラムが真逆の人を選ぶんです。この世に2つの脳がある。人生に必要な感性の演算を真っ二つに分けて持つ。常に同じ答えが出ないように作られている。脳が、です。別々の答えを出していく並列プログラムなんですが、だからいいんです。

しかもこの並列プログラムは、イラつき、ムカつき合うことで、最高のパフォーマンスを出せるようになっています。これで、もう一つの意味もわかりました。実は「ムラッ」と「イラッ」は、ほぼ同じ信号なんです、脳のなかで。つまり、「この人が好きでたまらない」っていうのと「この人イラついてたまらない」が、実は本当によく似た信号なんです。男女は互いに違うことを認識し、「愛とはわかり合えるはず」などという幻想さえ捨てれば、最強の組み合わせだ、ということです。もう今日からは、それが愛だと脳のなかを変えてください。

家に、もし理解ができないパートナーがいて、「なんで今これを言うのかな、わけわからん」とすると、おめでとうございます、です。最高のペアです。これからは「イラッは全部、愛なんだ」と思って優しい気持ちに変えて、夫婦関係をまっとうしていただければと思います。ちなみに、たとえ相手を変えても、3年もすれば同じですからね。

ということで、職場に女性がいる場合、その女性の部下、あるいは同僚、上司の脳を最大限に活かしてあげる。そのことによって組織力を上げる、気付きの力を上げる。それから新しい発想力を手にしていくということを、ぜひ心に置いていただければと思います。

今日はありがとうございました。

(文:上阪徹)

プロフィール

黒川伊保子/ 脳科学コメンテイター

脳科学の見地から「脳の気分」を読み解く感性アナリスト。「市場の気分」を読み解く感性マーケティングの実践者であり、「男女脳の気分」を読み解く男女脳論の専門家、「ことばが脳にもたらす気分」を読み解く語感分析の専門家でもある。脳の研究からくりだされる男女脳の可笑しくも哀しいすれ違いを描いた随筆や恋愛論、脳機能から見た子育て指南本、語感の秘密を紐解く著作も人気を博し、テレビやラジオ、雑誌など各種メディアにも多数出演。アカデミックからビジネス、エンタテイメントまで幅広く活躍する。

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