No.12 佐々木常夫 / 読む講演会 クローズアップパートナーNo.12 佐々木常夫 /“読む講演会”クローズアップパートナー

定時に帰るために。50代以降を充実させるために。逆境に立ち向かうために。「多様性を活かす組織の実現に向けて〜50歳からの生き方〜」 No.12 元東レ経営研究所社長 佐々木常夫

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50歳からの人生を充実させていくために大切なこと

No.12 佐々木常夫

50歳からの生き方を考えるときには、自分の人生を振り返ってみることが必要だと思います。東レには48歳でリフレッシュ研修があります。3日間、カンヅメで研修を受ける。退職金がいくら出るか、老後に何が待っているか。受ける人たちは、それまでそんなことを考えたこともない。年金制度はこうなっているのか、と初めて知る。本当はもっと早くやっていいと思います。45歳くらいでもいい。思うのは、人生を一度、棚卸ししてみたらどうか、ということです。

40代の後半からは、仕事を楽しむ境地を得る、ということが必要です。20代、30代は、プロになるために懸命に働かないといけない。40代からちょっと余裕を持たないといけない。余裕をもつことで仕事を楽しむんです。

いいところを見せたい、という気持ちを捨てる。自然体で行く。肩に力を入れず、かっこつけない。己の信頼残高を確認する。相手にどのくらい信頼されているか評価する。自分の性格を冷静かつ客観的に把握する。自分の性格は意外にわかっていないんです。だから、まわりに聞く。

何が起きてもあっそうと笑う。人生、いろんなことがある。だから、いちいち驚かない。そういう習慣をつける。

タテではなく、ヨコで生きる。タテは上司と部下、親と子。これをヨコで考える。私は30代から、部下もさんづけで呼んでいました。子どもも、中学からは大人として扱いました。これが人間関係を良くする。相手を認めて評価するんです。

戦略的ライフスタイルとして、健康第一。酒の付き合いはやめる、減らすこと。無駄な酒の会は山ほどあります。間引かないといけない。

日本経済を知るためにも投資をしてみる。株を買う。ちょっとだけやる。私も30歳くらいからやっていました。慣れてきて儲かったりしました。

新聞は読むなと言っています。眺める。経済誌も同様。じっくり読む時間などありません。まず、どんな記事があるとざっと見ていく。読む場所を2、3カ所決める。あとはタイトルを見るだけ。大見出し、小見出しを見るだけで、世間で何が起こっているかがわかります。読む必要はありません。本も気をつけて読みます。多読派に仕事ができる人はいない、とはいつも言っていることです。

100歳に向かって夢を持つことです。ちょっと手を伸ばせば届く、ちょっと上の夢を具体的に描くことが大事です。囲碁で初段を取る。日本の名城100カ所、全部行く。四国巡礼88カ所のうち半分は行く。何でもいい。

若い世代の流行に関心を持つことも若干は、必要です。おしゃれ、身だしなみ。

それから、座右の書を持つ。持つというより、持ってしまう。私の場合、10冊くらいある。人生の書です。

人知を超えたものを見に行く。かつて仕えた社長は私に、人生で驚いたこと3つを教えてくれました。エジプトのルクソール、ヒマラヤ、即神仏。生きながらにして埋められたお坊さん。お前も一度、見てこい、と。背筋が寒くなるくらい驚きました。

絵でも、彫刻でも、音楽でも。人知を超えたような素晴らしいものを経験することは大事です。

そして、運命を引き受けること。パートナーが何度入院しても、私は離婚する気はありませんでした。私は6歳で父を亡くしています。母は19歳でお嫁に来て、4人の男の子をもうけ、27歳で未亡人になりました。

父の代わりに働きに出て、子ども4人を大学まで出しました。でも、彼女は一度たりとも愚痴を言ったりすることはなかった。いつもニコニコ笑っていろんなことを語ってくれました。そんな彼女がいつも言っていたのが、この言葉です。

「運命を引き受けよう」

頑張っても結果は出ないかもしれない。でも、頑張らないと結果は出ないよ、と。私にも、いろいろなことが起きました。でも、とても幸せです。

(文:上阪徹)

プロフィール

佐々木常夫/  元東レ経営研究所社長

秋田市生まれ。6歳で父を亡くし4人兄弟の次男として母の手ひとつで育つ。自閉症の長男とうつ病の妻を持つ。肝臓病をも患う妻は20年の間に43回もの入院、3回の自殺未遂を起こす。育児、家事、介護に追いかけられる状況の中で、破綻会社の再建やさまざまな事業改革に取り組む。2001年、同期のトップで取締役就任。2003年東レ経営研究所社長に就任。その著書『ビッグツリー 私は仕事も家族も決してあきらめない』が反響を呼び、さまざまなメディアに取り上げられ、2011年ビジネス書最優秀著者賞を受賞。

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