No.33 住谷杏奈No.33 住谷杏奈

インタビュー INTERVIEW/美しい人 No.33 住谷杏奈 「人それぞれだし、生き方は自由だと思います。だけど、何かをやってみないと、何も生まれません。」 Photo:小島由紀子/ Text:森綾/ Edtior:対馬玲奈

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インタビュー INTERVIEW/美しい人 No.33 住谷杏奈

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No.33 住谷杏奈

— グラビアタレントとしての芸能活動を経て、レイザーラモンHGさんと結婚。専業主婦として2年たったとき、ご主人のケガをきっかけに起業し、今や、最高年収6億円をたたき出したこともあるというプロデュース業で活躍の住谷杏奈さん。妻として2児の母としての生活を楽しみながら、美しく生きるにはどんな心構えがあるのでしょうか。今日のスタイルからも、そこはかとなく幸せ感が伝わってきます。大変失礼ながら、二人のお子さんがいらっしゃって子育てに奮闘されていても、そんなふうに余裕のある雰囲気でいられるのはどうしてでしょうか。
住谷 何事も我慢しないということでしょうか。「こうしたい!」と思っていてもできない不満のようなものは、貯めたら爆発してしまうと思うのです。だから、夫とも話し合って、私が遊びに行きたいときは、そう伝えるにしています。家族の役割分担はとてもうまくいっているのです。夫は仕事柄、土日にはイベントが多くて仕事を休めないことも多いので、そのときは私が子どもの面倒をしっかりみるようにしています。反対に、私が地方へ仕事で出かけるときは、夫が子どもの面倒をみてくれています。できる方ができることをやる。そこを話し合って解決していくのが、うちのやり方で、うまくいっていると思います。
— ご主人は家事などなんでもできる方なのですね。
住谷 そうですね。私に見る目がありました(笑)。というか、付き合って8ヶ月で結婚したので、そこまでは結婚してみないとわかりませんでしたが、運がよかったですね(笑)。夫は仕事のことは家に持ち込まない人です。
— 住谷さんは最初は専業主婦をしていらっしゃったとのことですが、お仕事をしていらして専業主婦になるにあたっては、違和感はなかったですか。
住谷 芸能の仕事をしてはいましたが、どっぷりではなかったし、自分自身が芸能人だという自覚はほとんどありませんでした。どちらかというと、専業主婦に憧れていたのです。上の子どもが1歳の時に夫がケガで入院しまして。彼はミュージカルの公演が始まる3日前で、共演者や代役の方に多大な迷惑がかかると落ち込んでいたのをそばで見ていて、かわいそうだなあと思いました。暮らしの方は「どうにかなる」とは思っていましたが、私も働いたほうがいいなと思うようになり、何か商品を作って売ったらどうだろうと、商品開発を始めたのです。
— ご主人の看護をしながら、始められたのですね。
住谷 はい。子どもを連れて病院にいって、その待合室で、商品開発の打ち合わせをしている、というような感じでした。私は結婚前に芸能のこと以外で外に働きに出たこともなかったですし、何もできなかったのですが、やれることは全部やってみようと。何事もやってみないとわからないじゃないですか。たとえば、誰かに「こういうものを作ろうと思うのだけれど、どう思う?」と聞いたところでその人が「できないよ」ということが、私にはできるかもしれないし。「簡単にできるよ」と言われても、逆に私にはできないこともありますよね。やたらめったら情報だけを集めても、頭でっかちになるだけ。普通にパートに出ることも考えましたが、息子もまだ1歳でしたので、決まった時間で働くのは難しい。だから、インターネットでものを売るビジネスを始めようと考えました。
— 最初はどういうものを売り始めたのですか。
住谷 最初は、自分が「こんなものがあったらいいな」から始まりました。子ども服や、ママ用のバッグ。でも、それはそんなに売れなかったのです。その後、子どもと一緒に使える安心な固形石けんを作りました。癒されるような香りをつけて売りたいなと。ラベンダーと柑橘系の香りの2種類で、6000個作りました。それをブログに書いて商品を宣伝し、完売につながったのです。これで「何かを作って自分で売るということが、私には合っていのかな。」と、気づきました。何を作っても売れるわけじゃない。「私が欲しい」よりも「買ってくれる人が欲しい」が大事だったのです。いわゆるニーズに合う、ということですね。そして、私が勧めて意味があるもの、という商品を開発しなくてはならなかったのです。そこで、いろんな統計をとったり、アンケートをとったりしてみました。
— そこから様々なヒット商品が生まれていったのですね。
住谷 化粧品、コスメ、健康食品などを期待されているのだなとわかりました。それと、売れるものはやはり時代に沿っていて、ここをちょっと変えれば目新しさになるというようなことも考えるようになりました。「こういうものがあったらいいな」とみんなが思うようなアイデアをプラスしていけばいい。たとえば、子育て中の主婦なら「時短」というのは大きなテーマです。
— 「黒汁」という空前のヒット商品も出ましたね。
住谷 海外セレブの間でチャコールクレンズというダイエット商材が流行っていまして、いろんな種類のものを取り寄せて試していたのですが、全て無味のものでした。これに味付けをして尚且つ青汁のように野菜不足の方へ栄養補助ができるような画期的なものを作りたいと思い、開発しました。

No.33 住谷杏奈

— これから新しく出すものも、こっそり教えてください。
住谷 「クレムドアン」というヘアケア商材のブランドを立ち上げているのですが、1回きりの髪の毛のラップパックを出します。すでに販売しているシャンプー、頭皮のクレンジングとともに使っていただけて、これでパーフェクトですよ。
— ビジネスは一人ではなく、チームワークも必要だと思いますが、人を育てていくコツというのはありますか。
住谷 子育てとはまた違いますね。人を雇って育てるのは正直、少し苦手です。外注のほうがストレスが少ないし、プロの仕事がしてもらえるのでよいのかなと思うこともあります。雇った人に「経営者と同じ考えをもて」と言うのは、無理なこともありますよね。同じ価値観でというのはなかなか難しい。私はお給料が多少高くなっても、プロを雇って、スピード勝負しなくてはと考えています。
— 子育てにおいては、どのようなお考えをおもちですか。
住谷 できることはさせたいと思っています。あるところまでは、レールを敷いてあげるけれど、そこから先は自分で探してほしい。ある時期にきたら、自分で探せるような人にしておかないととも思います。
— 仕事と家庭について、本当にすべてが一つになる素敵な生き方をされていますね。杏奈さんのように美しさを保つ秘訣はどこにありますか。
住谷 最低限のお手入れと、それを継続させていくことでしょうか。高価な化粧品でも、続かなかったら意味がありません。安い化粧品でも、自分に合ったものを、毎日正しく使い続ければそのほうがいいと思います。美というのは生まれつきのものもあるし、何が美かというより、まずは自分を知って、自分らしい美を追求することが大切だと思います。雑誌を見てモデルさんが着ているファッションを全部真似しても仕方がないと思うんです。まずは自分でいろいろやってみて、体験をしてみましょう。そこで自分を知ることができれば、感覚的に選ぶことができるし、合わない情報には踊らされないはずです。
— 女性たちに、今、伝えたいことはどんなことですか。
住谷 人それぞれだし、生き方は自由だと思います。だけど、何かをやってみないと、何も生まれません。常に近い目標からこなしていくのが大事なのではないでしょうか。死ぬときに、やれるだけのことをやって幸せだったなと思えるような人生を送りたいですよね。

美の逸品

No.33 住谷杏奈 クリームシャンプー

住谷杏奈さんの開発した商品は、「黒汁」のように人気で生産が追いつかないものも。ヘアケア商品もリピーターが増えています。「クリームシャンプーは、界面活性剤を使っていませんので、泡が出ませんが、安心してお子さんと一緒に使ってもらえます。子どもにもいいものを、という私の思いが詰まった逸品です」。

プロフィール

住谷杏奈(すみたにあんな)タレント/商品プロデューサー/美容家/実業家

現在、タレント、モデル、商品プロデューサーとして多方面で活躍中。2006年お笑い芸人のレイザーラモンHGさんと結婚。2008年に男児、2011年に女児を出産。結婚を機に料理ブログを始め、ベビー・マタニティーマッサージなど、マタニティーケア資格も取得。夫、レイザーラモンHGさんの怪我をきっかけに商品開発を始め、事業家としての才能も開花。コスメやアパレル商品など、美容の知識やセンスを最大限に活かし、次々とヒット商品を生み出す。インスタフォロワー数9.8万人。

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