長年にわたり建築の専門雑誌の編集に関わるなかで、さまざまな建築と設計者を見てきました。近年、幾つかの大学で非常勤講師として建築を語るうちに、より広い対象の方々に、建築の魅力を伝えたいと思うに至りました。伝統的な建築から現代建築まで、洋の東西を問わず優れた建築文化をわたくし達は継承しています。また今日地域再生の課題を考えるに際しても、建築を社会的な問題として捉え計画することが大切だと考えます。
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経歴
- 1977年
- 芝浦工業大学建築工学科卒業「a+u」編集部(~1981年)
- 1981年
- 早稲田大学第二文学部美術専攻卒業「新建築」編集部
- 1991年
- 雑誌「The Japan Architect」編集長(~1998年)
- 1998年
- 雑誌「新建築」編集長(~2005年)
主な講演テーマ
「現代建築の課題」
「現代建築の課題」
「建築は強くなければ、役に立っても、美しくても意味がない。建築は使いやすくなければ、美しくても意味がない。だけれど美しくなければ、建築とはいえない」と3.11を経た今も思っています。現代建築が担うべき問題を、素材、環境、構造、デザイン、そして社会、経済、文化のどの視点からも総合的に取りあげ解説し、課題を浮き彫りにします。
「これからの住宅」
「これからの住宅」
住宅をつくることは建主と設計者の共同作業です。日本では戦後、グローバルな近代建築の考え方と、リージョナルな伝統が融合し、モダンリビングを生み出しました。21世紀の現在、住宅にとって大切なことは何か、計画するに際して考慮すべきことを取材を通して得た経験を交えお話しします。
「地域の活性化/建築の社会性」
「地域の活性化/建築の社会性」
グローバリズムに対して「地域」がクローズアップされる時代。そうした背景において、建築は社会的にどのような役割を担うのか。各地の事例を示しつつ、課題と取り組みを紹介する。
「建築の楽しみ方/文化論としての建築」
「建築の楽しみ方/文化論としての建築」
建築は、絵画、彫刻とならび美術史の中核です。特にヨーロッパにおいてそのような認識が顕著で、基本的教養のひとつとされています。わたくし達が観光でヨーロッパの街を訪れ見ているものの多くが、建築であることを思い出して下さい。その時、建築の基本的知識が少しあるだけで、そこからより多くの感動を得ることができるでしょう。美術史/建築史的背景、社会的/文化的背景など、楽しみ方の壺となる事象を少々の教養とともに紹介します。
「デザイン/アートとしての建築」
「デザイン/アートとしての建築」
欧米では建築部門をもつメジャーな美術館があります。パリのポンピドーセンター、ニューヨークのMoMAなどがそうです。建築をアートとして捉える文化が伝統的にあるからです。しかし、わたくしたちの日本にも伝統的に優れた建築が残されているばかりでなく、現代建築は世界でも大変に高い評価を受けていますが、アートと認識されることはあまりないようです。伝統的なもの、リージョナルなものと現代の時代精神との繋がりを具体的に紹介したいと思います。この国の現代アートが今ひとつ社会に対する視点が弱い状況にあるのに対して、現代建築には多くのテーマが組み込まれています。
主な実績
講演実績
【講演実績】
九州大学大学院芸術工学府非常勤講師として集中講演「建築ジャーナリストから考察した日本近現代建築」
【その他実績】
国際交流基金主宰「PARALLEL NIPPON」展(東京都写真美術館、現在世界各地を10年にわたり巡回中)実行委員会委員
【関連書籍】
『建築 21世紀はこれからだ』(相模書房・共著)
「ウィーン特集」、「a+u(建築と都市)」2014年6月号(ゲスト・エディター)
講演料金目安
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