=新刊紹介=
『有害連鎖』(幻冬舎)
どこか他人事のように考えてしまいがちな地球環境問題。しかし、世界各地での異常気象の頻発、また、日本でも猛暑が連日続くなど、日々の生活の中でも感じずにはいられない問題になってきました。
とはいえ、環境を題材にした本は、どうしてもデータの羅列や難しい用語が並ぶなど、一般的にはピンとこないものが多いように思っていましたが、本書はそのような書籍とは一線を画しています。
とにかく読みやすい!なかなか現実的に感じられない「環境問題」を、身近な生活への影響としてイメージしやすいものに例えられており、さらりと読むことができます。たとえば、大型ハリケーン「カトリーナ」の影響で、デザートの値段が高くなる…など、興味を持ちながらも、地球環境の切迫した状況を実感させられます。
もちろん、 内容は本質をついており、危機感を感じずにはいられません。とはいえ、危機感に煽られて何もできなくなってしまわないように、後半では世界で動いている環境対策の取り組みの現状を紹介し、希望と可能性を感じる内容になっています。
また、客観的な視点ばかりではなく、最後には末吉氏自身の人柄を感じさせるコメントが添えられており、明日から「まずは自分にできることから始めてみよう!」と前向きな気持ちになりました。
一人でも多くの方に、是非読んで頂きたい一冊です。
(講演依頼.com 森川 由布) |