●岸朝子さんの講演を拝聴して(2006年9月25日)
講演テーマ:「美味しく食べて健康長寿」

岸朝子さんといえば、「おいしゅうございます」のフレーズと、
番組内で料理をお召し上がりになるときの
“所作の美しさ”を思い浮かべる方も多いはず。
実際の講演会でも、テレビでお見受けする以上の「上品さ」と、
優しく語りかけるような語り口で、聴く側に安心感と
あたたかさを与えてくださいます。
大正12年生まれ(!)の岸さんが語る日本の「食の変遷」は、
昭和の歴史、つまりは「戦前」・「戦中」・「戦後」の歴史を辿ることであり、
聴講者の中には「そうそう、そうだったね」と、
当時を振り返り、懐かしく思い出している姿も。
戦後、栄養的にも、見た目の華やかさも豊かになっていった日本の「食」。
しかし、その豊かさの陰にある「成人病=生活習慣病」の危険性にも言及します。
そのリスクや原因、予防策を語るだけでなく、
成人病が「生活習慣病」と呼ばれている意義を改めて問い直し、おのずと個々人の自覚を促します。
そして、「食の大切さ」を裏付ける決定的な論拠は、なによりも岸朝子さん自身。
次から次へと出てくるエピソード、機転のきいたユーモア、いきいきとした表情は、
講演テーマに強力な説得力を与えています。
百聞は一見に如かず。ぜひ、講演会場でその姿を確かめてください。
(「講演依頼.com」 上原深音)
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