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<中村伸也氏からのメッセージ>
初めて犬と暮らしたのは、ボクが中学1年の時だった。
柴犬とのミックスで名前を「はや」と名付けた。
「はや」は家の庭に置かれた親父の作った犬小屋をすみかとし、
ボクたちの暮らす家には死ぬまで入ることはなかった。
奴が死ぬときもボクたちに見守られながら犬小屋のすみで静かに逝った。
厳然とした人と犬との距離感はあったが確かにボクらと「はや」は家族だった。
それ以来、ボクの暮らしに犬がいることが多くなった。
最近はペットブームだそうだ。
犬と暮らす人が増え、
しかも同じ家の中で暮らす人が増えている。
皆が口をそろえて言う。
「犬は家族ですから」。
でも人と犬はずっと昔から家族なんじゃないの?
実はボクも愛犬「ダコ」と一緒に暮らしている。
が、それはこちらの住宅事情によるところが大きい。
家族だからといって、人と犬が同じ家の中で
暮らすのは簡単なことじゃない。
だって犬は人じゃないし、子供でもないんだから。
家の中で、どうやって家と庭ぐらいの距離感を
両者(人と犬)で作るか。
これがボクのテーマであり、共生の秘訣だと思うんです。
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