Vol.12 カラーコンサルタントに必要な資質
先月、著書についてご紹介させて頂きましたが、本を出版してから最近こんな光景に
遭遇することが多くなりました。
南 :「初めまして、南涼子です」
紹介者:「この方は先日、本を出版されたのですよ」
相手 :「ほう、そうですか。では作家の先生なのですね」
「本を書く」=「作家」。
日本ではこういう図式が刷り込まれているのでしょう。世の中には実用書や専門書がた
くさんあるのに、不思議ですよね。
■カラーコンサルタントのイメージ
作家の話は「本の出版」に付随する誤解の一例に過ぎませんが、私の本業である
「カラーコンサルタント」という職業も、とかく誤解がつきまとう稼業だと思うことがまま
あります。
その2大誤解を挙げてみると
誤解その1.センスが素晴らしい、または芸術家である
誤解その2.風水または占い師である
その他まだ多くありますが、まあざっと挙げるとするならばこんなところでしょうか。
誤解その1についてはやはり「カラーコンサルタント」という職業の性質上それなりのセン
スも必要なので完全に否定することはできませんが、センスだけではやっていけないと
いうこともまた事実です。
誤解その2は風水も「色彩」をキーワードにしているし、最近流行りの「カラー占い」など
の影響が大きいので仕方ないのですが・・・。
しかしこの仕事はセンスや感性が優れているからといってできる仕事ではありません。
なぜならそこに人を納得させる根拠や理論を提示して理解を促す技術が必要だからで
す。
■話す・書く能力
それを切実に感じたのはここ数年です。当初は私もこの仕事を「色のセンス」があれば
できる「デザイナー的」なものとして捉えていましたが、徐々に「講演」「講義」「執筆」を
依頼されるようになってから、(もしかするとこの仕事は「色」を媒介に語り、多くの人たち
に心の変容をもたらすことなのではないだろうか)と実感するようになりました。
たとえば色彩センスと知識のレベルが同じ二人がいたとしても、話ができて文章も書け
る能力の優劣によっては大きく差がついてしまうのです。
考えていることを表現して人に伝える能力。
もしもこれが欠けているとしたら、その人はカラーコンサルタントとしての資質がな
いということになります。
単刀直入にいうならば、カラーコンサルタントに求められる資質とは
「センスや知識を高める努力+言葉を扱う能力」なのです。
■人生の決定権は自分が握っている
でも、これはなにも私の職業に限定されることではないでしょう。「話す・書く能力」とは
人前で話をしたり原稿を書くことばかりではありません。
コミュニケーションを取り、人間関係を円滑にする・企画を提案して相手を納得させる・
自分が伝えたいことに理論付けをするetc。こうしたことは全て「言葉」が必要なのです。
言葉を扱うには多くのボキャブラリーとそれを取捨選択する力が必要です。
「言葉を扱う能力」、あなたは磨いていますか?
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